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書評:PLATONIC SEX
元AV女優、飯島愛の自伝的エッセイ。


まず、ブログ主にとっての飯島愛について。彼女がAV女優であることは知識として知ってはいるが、出演したAVどころか深夜番組すら見ていない。印象としては「バラエティに出てくる派手なねーちゃん」程度でしかなかった。よって、この本を読むことが飯島愛に対する第一印象と言っても過言ではない。

経済的に不自由しない家庭で生まれ育ちながら、両親の厳しいしつけに反発して夜の町に繰り出す、というある意味で非行少女のテンプレとも言える出来事が冒頭。バブル絶頂期のきらびやかなネオンに飛び交う夜の蝶達。盗み、騙し、体を売り、刹那の快楽を求める日常。自分には一生縁の無い世界だろうな、と思いつつ興味深く読み進めた。AV界への進出のくだりは、予想していたよりずっと慎重。「本番」は一切無かったってマジですか。

ラストの一家団欒は、ちょっと唐突だったけれど結構感動。実際には本のようにスムーズにはいかなかった部分もあるんだろうけれど見事な大団円。一人の女性としての飯島愛の物語はここから始まる。巻末の解説では文学者としての彼女の可能性に期待してすらいる。それだけに、36歳という若すぎる死は本当に惜しい。



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