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書評:虹
タヒチへの傷心旅行?から新しい生き方が開ける。


まずは美しいタヒチ旅行のシーンから始まる。ダイビングでの魚たちとの戯れや、水上コテージでのステイなど優雅な旅行の風景の中から、少しずつ語られる過去の話。東京のタヒチレストランで働いていた彼女の境遇とは……?

回想シーンを読んでいる時、主人公(一人称)の卑屈さが鼻についた。ただの勤務先の店主を「ご主人様」呼ばわりするのはまあご愛敬として、自分を出さずに相手に従おうとする奴隷根性がいちいち気に障る。そういう感情に不快感を覚えるのは単に好みの問題だろうけど。

最終的にはそういう感情も洗われて、新しい生き方に向かう終わり方なので後味は良い。なんだかんだで優しい物語だ。タイトルの「虹」の使われ方もいいね。

所々にカラフルな南国風の裸婦の絵や、実際のタヒチ?の写真が挿入されたりして南国ムードを盛り上げる。巻末には吉本ばななによる実際の旅行スケジュールのおまけつき。旅に出たくなる本かも。

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