本とゲームのレビューと雑文が中心。

書評:あらゆる場所に花束が……
ナンセンス等という言葉でくくるのすら憚られる。

(Amazonリンク省略)
結論から言う。今までの人生で通読した小説の中で間違いなく最悪の駄作。

退廃的な近未来風の世界が舞台らしい。様々な人々の視点が語られる。それぞれのエピソード自体は意味不明なナンセンスさだったり、陰惨な犯罪だったりして、全体としては特に山も落ちもなく終わる。最後に一つの線で結ばれるわけもない。そもそも場面や人物の切換がわかりにくく、平易な文章なのに展開を追うのが非常に困難。かといってじっくり読み返してまで確認したいほど面白いシナリオでもない。

ブログ主が小説を読むときは、どんな物語でも誉め所や楽しみ方(それがたとえ「トンデモ」的なものだとしても)を見出すように心がけているが、この本だけは本当に駄目。「ベストセラー本ゲーム化会議」で取り上げられた本を読破するというノルマがあったから頑張って読んだが、本来なら最初の何章かで投げていた本。

このブログでは、書籍などを紹介した際は可能な限りAmazonへリンクを貼っている。紹介料を得たいという下心もあるが、自分が触れた作品を他の人も読んで欲しい、そして感想を聞かせて欲しい、という本読みとしての好奇心だってないわけではない。この本に限ってAmazonリンクを省略したのは、とても人には読ませたくないほど駄目な本だったため。リンクの画像すら見たくないという理由ももちろんある。

ここまで酷い感情を、一つの小説どころか書籍、いや文章に抱いた経験は無かった。少なからず人に見せることを前提とした文章の中では、こんなにひどいものは他に見たことがない。

つまらなかったけど人によっては楽しく読めるのかなあ、という想像すらできない。「自分は本読みとしてまだまだ未熟なんだ」と言うことにしておいてやる…と思ったけど、やっぱりそれもできない。これを堂々と駄作認定できない人間は裸の王様をヨイショしてる連中と同じだと思う。

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追記:「売れたけど賛否両論」な本としては「リアル鬼ごっこ」という有名なのがあるけど、こちらは楽しく読めた。文体で笑えるのはもちろん、純粋な文学としても「花束」より遙かにマシだー!

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