本とゲームのレビューと雑文が中心。

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

書評:煙か土か食い物
ハードボイルド医療サスペンス…ということでいいのかな?テーマは家族?痛快。


連続傷害事件に母親が巻き込まれた!サンディエゴのERで医師を務める四郎が福井に帰る。父親の政治問題や失踪した兄が関わっているらしい事件の行方は……?

一人称視点で悪態をつきながら勢いよく語るマシンガンのような文体がまず印象的。読者を完全に置き去りにして突っ走る展開。深読みにつぐ深読みによる強引な推理、仕舞いには証拠もないのに直感で犯人を宣言!そもそも登場人物が超人というか、こんな奴いねえよという連中ばかり。これでいいのか?痛快だからいいんだ!

冒頭の事件は殺人かと思ったら傷害だし、殴り合いはしても殺し合いはしないような軽い展開。かと思いきや後半で事件は一気に血生臭くなってくる。家族とのいざこざもよくある反抗期の話かと思いきやかなり深刻だったり。

こういうハードな話をからっと読ませるのは、やはり文章おかげだろう。とにかくテンポがいいというか疾走感がある。一郎とのケンカや、最後の応急手術ラッシュは特に鮮やかさで好き。ラストも希望を持たせる終わり方もいいなぁ。最初から最後まで家族愛の物語だった。



コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL

Copyright © 【かけるのブログ】. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。