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書評:世界がもし100人の村だったら
大ざっぱに世界を知ることができるかも知れない本。


発祥は英語のチェーンメールらしい。すなわち「英語圏でインターネット接続環境がある人」を対象に出回った話だということを、まず念頭に置く必要がある。いくつかのいい加減な数字を修正して日本で出版したのが本書。文章自体がシンプルな上に日英対訳なので英語の教材にもなりそう。

信仰とは他宗教に対する排他的なものだという前提に立っていたり(全宗教の信者を合計するとちょうど100人になるのだ!)、人種の分類が「有色人種と白人」だったりするのには、日本人としては違和感を覚えずにはいられない。

もっとも、そんなのは本書を読む上では些細な問題である。この本が言いたいのは「世界には豊かな人とそうでない人がいる」という、人によっては常識だけど、そうでない人もそれなりにいると思われる事についてだ。

富の存在が幸福と直結しているとか、「人びとを引き裂いている非道な力」なるものが世界レベルで存在しているとかいうような世界観はちょっと自分とは違うみたいで今ひとつ心に残らない(ぶっちゃけていえば偽善的に感じた)本だったが、それなりに売れたと言うことは啓発書として評価されているということなんだろう。

結論としては、世の中には色んな人がいるんだ、ということをメタでも実感できた本。

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