fc2ブログ
本とゲームのレビューと雑文が中心。

ゲームレビュー:メテオス
DS黎明期に発売された落ち物パズル。開発はカービィの桜井政博氏。

(2021年4月12日改定)

このゲームを気に入った理由は、まずプレイ時間が短いこと。具体的にはエンドレスに続けられるシステムにはなっていない。どんなに頑張っても数分でゲームオーバーになるのは、携帯機であるDSにぴったりである。

基本的なシステムは、落ちてきたブロックを並び替えて縦か横に揃えると点火して「打ち上げる」というもの。塊の大きさや、惑星(ステージ)ごとに設定された重力などのパラメータの影響もあり、大抵は1発では上がりきらない。空中にある塊の中でブロックを揃えることで再点火となり、より強い推進力を得られる。基本的にはこれを繰り返して打ち上げていく。

従来のゲーム機のように十字キーでカーソルを動かすだけでなく、DSならではのタッチパネルによる直接操作も可能。というよりも敢えてカーソル操作を選ぶ理由はない。特殊なこだわり(やりこみ)のためや、あるいはタッチパネルが壊れたりペンを紛失した場合の予備操作体系といったところだろう。DSの黎明期において、目玉機能であるタッチパネルを強引に使わせるソフトが多かったが、本作に関してはあくまで「従来どおりの操作を、よりスムーズに行える上位互換」として敢えて並立させている。これはとても珍しいと思う(発売当初はブロックが小さくて掴みづらいと言う意見が多かったので、画面の大きい機種が出た今こそおすすめできるかも知れない)。

絵や音はもちろんシステムまでも異なる個性的なステージ(惑星)が30以上もあるのも魅力。(対人戦における)ゲームバランスよりも個性の強さを重視したというのが桜井氏のコメントが素晴らしい。ゲームバランスというのはゲームを面白くするための手段の一つであり、バランスにこだわるあまり個性をスポイルして台無しになったゲームがなんと多いことか(個人的に最近のスマブラや、ひいては「eスポーツ」そのものが好きになれない理由もこのあたりにある)。

惑星やアイテムは、打ち上げたブロックによって溜まる「素材」を消費して作成する。素材はあらゆるモードで蓄積可能な上、生産物が失われることもない(アイテムは、一度作ればアンロックされるという形)なので、パズルゲームが苦手な人でもコレクションの達成感を味わうという楽しみ方もできる。

妙にセンスがいい棒人間や、打ち上げ時の爽快感は万人におすすめ。1日10分とか、1週間で1時間とか、ちまちま遊ぶのには最適なゲーム。ハイスコアが惑星ごとに個別に記録されるので、それを少しずつ更新していくのもまた一興。「気軽なゲーム」に飢えてる人には絶対おすすめ。

最後に。かなり激しくタッチパネルを使うので、保護シートを付けないと画面がスジだらけになりそう。



コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL

Copyright © 【かけるのブログ】. all rights reserved.