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書評:親が知らないケータイ・ネットの世界
子供に教えるにはまず親が知ることが大事、というような内容。


発行は2008年。この時点における(小学生以上の)「子供」と「親」の世界には厳然たるジェネレーションギャップがある。片や物心付いた頃から携帯電話やインターネットが当たり前の世界に育ち、片や大人になるまで(あるいはなってからも)全くその存在に触れずに育った。そんな親の世代のためのIT情操教育入門といったところ。具体的な知識や手法というより、大まかなリテラシー的な内容が中心。

まずデータを示して「日本の犯罪は増えていると言われるが、実際はむしろ減少傾向」という所から始まるのに好感。不用意に煽られずに、親が自分で調べて考えることが大切だと説く。後半は性教育の話となり、やはり本来教えるべき親が不勉強である場合も多いという。

「子供だけでは絶対にオフ会に行かせるな」というのは、未成年が数多く参加、というか時には主催すらしていたポケモンサイト界隈の住人としては苦笑。小学生の単独参加とかも結構あったからなあ。ブログ主の周囲(というか目の届く範囲)は安全な所ばかりだったが、一歩間違えれば何が起こっていたかわからない。まともな大人の主催者や参加者は、「画面の向こう」の更に向こうにいる参加者の保護者たちも意識すべき。「自己責任」は常に免罪符にはならない。

興味深かった部分を一つ。「子供はマイナスの感情を文字で伝えるのが苦手だから、メールなどでやりとりさせないようにする」。かなり納得。というかこれは大人でも難しい。そして他人のマイナスの感情に対する免疫もまた重要。些細な悪意だとしても、増幅されると大の大人をも簡単に潰しかねない。

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