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「放置プレイ」という用語に関するカルチャーギャップ
その言葉を知った頃は完全なゲーム用語だと思っていたのだが…
今から20年ほど前、高校時代の話である。いつものようにテレビゲーム好きの友人との会話が盛り上がっていた。確かこんな感じだったと思う。

友「FF5(ファイナルファンタジー5)ってなかなかレベル上がらないよなー」
僕「あ、でも滝とかで放置プレイすれば1晩で結構上がるよ」
友「…は?」
僕「だから滝とか流砂で流される場所に向かって、十字キーとAボタンを固定して放置プレイ。洗濯バサミとかでね」
友「…え?」
僕「ただしダメージの蓄積には注意。1人は"どうぶつ"アビリティを使ってナイチンゲールで回復させないと駄目」
友「…放置プレイだって?」
僕「そう、寝てる間にも放置で経験値が入る」
友「いやー、お前の口からそんな言葉が出るとは思わなかったわ」
僕「ん?邪道なレベルアップってこと?」

こんな感じで、しばらく会話は平行線だった。その友人が言うには「放置プレイ」とは性行為の前に敢えて放置して相手を焦らすテクニックの意味で、ゲーム用語として使われているとは知らず、このような文脈で飛び出したのは寝耳に水だったらしい。

僕ももともと「放置プレイ」という用語は知らなかったが、当時インターネットを家で始めた頃で、攻略サイトなどでは当たり前のように「放置プレイ」という用語が使われていた。会話の例以外だと、ドラゴンクエストシリーズのAI作戦のみで戦う場合などである。なるほど、放置するゲームプレイで放置プレイか!これは便利な概念だなぁと、その時は思った。本来「放置プレイ」が恋愛におけるテクニックであるとは想像もしていなかった

僕が中高生くらいの頃、性や恋愛に対する興味が(少なくとも周囲の男子生徒と比べて)相対的に薄かった(そんなことよりゲームとかパソコンいじりが楽しかった)こともあり、その手の語彙とは無縁だったのである。「お前の口からそんな言葉が出るとは思わなかった」という友人の反応もそういう理由である。大学生になってオフ会に行くようになるとモテ始めるのだが、それは別の話。

今でこそ「放置ゲーム」というのは一つのジャンルとなり、おそらく20年前では無理だったであろう「放置少女」という際どそうなタイトルのゲームもあったりするのだが、過渡期のゲーマーはこのような語彙のギャップを味わったりしたのではないかと思う(特に僕より少し若いくらいの世代)。

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