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【ポケモン】ミュウツーとフジ博士に関する雑想
設定の深読みというか裏読み。二次創作のネタにもどうぞ。

ミュウツーは遺伝子改造されたものではない説


ポケモン屋敷に残されたフジ博士の日記にはミュウの遺伝子を改造したという記述はまったくない。日記から読み取れるのは「南米ギアナで新種のポケモン"ミュウ"を発見」「ミュウが子供"ミュウツー"を産む」「ミュウツーは強すぎて自分の手には負えない」という情報のみである。逆に「遺伝子改造していない」とも明言されていないのだが、単純に考えて新種生物の仔という貴重なサンプルを改造するとは思えない。もっとも発見したミュウ及び産まれた仔が1匹だけとも限らないので、複数産まれたうちの1体を改造したという可能性はある。

ゲーム内において遺伝子改造に言及しているのはポケモン図鑑の文章のみである。そして図鑑の記述は必ずしも額面通りに信用できるものではない。よく引き合いに出されるのは「超能力少年が目覚めるとユンゲラーに変身していた」という件で、これは初期の設定集である攻略本「ポケットモンスター図鑑(文章は、とみさわ昭仁氏などゲームフリーク社員が手掛けている)」において小説の一部だということにされている。同書において、ミュウツーの来歴及び存在は真偽不明の都市伝説扱いである。ポケモン屋敷で暴れていてた(外部の人間にとっては)正体不明の存在が「遺伝子改造によって生み出された」と勝手に噂されていただけかも知れない。

遺伝子改造したわけでもないにも関わらず、ミュウとミュウツーが異なる姿や性質をしていることについては「相変異」という言葉で説明できる。同じ種であっても生まれた環境によって異なる姿や性質になるという現象であり、現実の生物でも知られている(蝗害を引き起こすトビバッタの例が有名)。後のポケモンシリーズの用語を借りればリージョンフォームがそれに近い。例えばカントーのロコンであってもアローラで仔を産めば「アローラの姿」になるように、ミュウのカントーの姿=ミュウツーだという考え方である。

ミュウツーといえば哀しき人造生命という描写が定番である。映画「ミュウツーの逆襲」は言うに及ばず、最初期に刊行されたゲームブックでもそうだった。しかし、そうではない自然の生き物だという設定も、ゲーム内の情報と矛盾しない形で構築可能なのである。

フジ博士≠フジ老人?


ゲーム内において「フジ」という名前の人物は、ポケモン屋敷の主でありグレン研究所の創設者であるフジ博士と、シオンタウンでポケモンの保護活動をしているフジ老人しかいない。意味もなく同名の人物を出すのは創作のタブーなので、素直に考えれば同一人物だと思われる。

しかし「フジ」が名字であった場合はどうだろうか。同じく「博士」と呼ばれるオーキドは「オーキド・ユキナリ」がフルネームである(この設定も前述の「ポケットモンスター図鑑」が初出)ことから、「オーキド」は名字であると考えられる。「フジ」も同様に名字であり、フジ博士とフジ老人は同姓の別人かも知れない。もちろん無意味に同姓の人物を出すわけはないので家族や血縁者であろう。親子や兄弟かも知れないし、あるいは(フジ博士の性別が特定されていないことから)夫婦という可能性すらあり得る。

リメイク版などでは同一人物であるという匂わせが強調されているようだが、あくまでも初代をベースにした二次創作をするのならば、2人の「フジ」を敢えて別人として登場させるというアイディアも面白いかも知れない。

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