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「チェリー(俗語)」って、いつから「処女」から「童貞」になったの?
単なる覚え書き。今のところ結論も何もない。
1990年の中頃に読んだ、大人向けのジョークとかが色々載っていた本(詳しくは覚えていないが、発行自体はもう少し前のバブル期かも)に、こんな謎々があった。

「処女は英語でチェリー。では童貞は?」

これを読んで、「へえ、英語ではチェリーにそういう意味もあるのかぁ」と、当時小学生高学年ごろだった僕は思った(既に性行為に関する基本的な知識はあった)。ちなみに謎々の答えは「ポール・ニューマン」(竿が新しい男だから)というしょうもないものである。実際に英語圏でそういうジョークがあるのかは知らないし、どうでもいい。あくまで日本の読者向けの謎々のはずだ。

(余談だが、この時点で僕はポール・ニューマン氏を知らなかった。少し後に、氏が設立したブランドであるニューマンズ・オウンのちょっと高級な瓶詰めのパスタソースを親が買ってきてくれて、そこで「ポール・ニューマンって人の名前だったのか!」と知った。もっとも当時は料理人だと誤解していたような気がするが…。パスタソース自体は大変美味だった。)

ともあれ、これを読んで以来、自分の中で「俗語としてのチェリー=処女」という図式が完全に出来上がっていた。特に使う機会はなかったものの知識としては残っていたのである。

しかしそれから10年近くが経ち、確か大学の同級生が「チェリー(あるいは「チェリボ」だったかも)」という単語を、文脈から判断して「(男性の)童貞」という意味で使っているのを耳にする機会があった。気になって後で調べてみたら、少なくとも当時の日本では「チェリー」とは「チェリーボーイ」の略として、男性の童貞を意味する俗語にすっかり変質してしまっていたようだ。

個人的に、思春期の頃に同性と猥談をするという経験がほとんどなく、生きた性の俗語というものをほとんど知らずに育ったので、「チェリー」の意味がいつの間にか真逆といっていいほど変わっていたことにちょっとしたカルチャーショックを受けた。ちょっと前(1990年ごろ)には「チェリー=処女」という共通認識が(少なくともジョーク本の想定読者には)あったはずなのに。

今ネットで調べてみても、もともと英語に詳しい人でもない限り「チェリー」に「処女」の意味があることすら知らなさそうな人が大量にヒットする。元の英語はともかく、日本語の俗語としては男性のみに使うと言い切っているサイトすらある。そうなの?

自分はこれからも、俗語として「チェリー」という言葉を使うこともないだろうが、幼少期に覚えた言葉の意味が気づかないうちに変わってしまうというのは不気味な体験である(全然別のジャンルだが、以前「ツインテール」に対して似た感情を抱いたことをブログに書いたのを思い出した)。

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