『ドラえもん』にて、ふと間取りが気になったので。
注:僕はドラえもんにそれほど詳しくなく、確認のためにわざわざ原作を読み返すこともしていないので矛盾があるかも。
注:僕はドラえもんにそれほど詳しくなく、確認のためにわざわざ原作を読み返すこともしていないので矛盾があるかも。
野比邸の間取りについて
『ドラえもん』ほどの国民的漫画となると、原作やアニメの隅々まで読み尽くしている人が少なくない。のび太たち家族が暮らす野比邸の間取りというものも特定されているようだ。1階は和室の居間、洋式のダイニングキッチン、夫婦の寝室、洋間、風呂・トイレ。2階には子供部屋と、その向かいに普段使っていない部屋がある。
戦後の高度成長期によく見られた様式である。僕が育った家や、母の実家をはじめとする多くの親戚の家が(ある1点を除いて)これに近いタイプで、非常に馴染みがある間取りである。しかし、30年ほど前の僕が子供の頃ですら「古い」ものだったと思う。新しい家はリビングとダイニングが一体化しているのが当たり前だったし、リビングとは別の「洋間(応接間)」という特殊な空間は過去のものになりつつあった。
野比家の家族構成
さて、作中の「現代」において野比家は両親と子供(+ドラえもん)という典型的な核家族だが、これは祖父母の逝去によって結果的にそうなってしまっただけで、本来は家主夫婦(のび太の祖父母)と若夫婦(のび太の父母)とその子供による三世代同居を前提としていたはずである。祖父はのび太が産まれる前に亡くなったが、祖母とのび太が同居していた時期はあったのだ。
このような家庭の場合、いわゆる「2世帯住宅」というほどではないが、2組の夫婦の生活空間はある程度離れていたはずである。一般的に高齢の家主夫婦は1階で、若夫婦は2階で暮らすことが多い。おそらく、現在はのび太の部屋になっている和室は、もともとは両親の寝室だったと思われる。その場合、向かいの部屋は夫婦が仕事をしたり趣味を楽しむための「書斎」的な第二のリビングのような部屋であったはずだ。実際、僕の旧実家でも2階にあった2部屋はそのように使っていた。おそらくは祖母の死去かのび太の成長をきっかけに、夫婦は生活空間を1階に移したのだろう。
2階にトイレがないのはおかしい
ここでタイトルの件になる。1階だけでなく2階も生活空間だとするなら、2階にトイレがないのはおかしい。というよりも単純に家族の数に対してトイレが足りない。僕の新旧の実家や親戚の家も含めて、3世代の同居を前提とした住宅には例外なくトイレが2つ以上備わっていた。
野比家ではたまたま祖父が早く亡くなったものの、本来は孫と一緒に暮らすことを想定していたはずである。のび太の家は借家らしいが、だとしても想定する入居者の人数や家族構成に対してトイレが1つというのは心もとないと思うのだ。汲取式であれば1階あるいは離れに1箇所だけという場合が多いと思うが、戦後に建てられた比較的新しそうな家に見えるので、やっぱり2階にもあったほうが文化的に暮らせるのではないか。
いずれにしても、3世代で同居する前提であり、なおかつ空間的に余裕があるのなら最低でもトイレは2つ欲しいものである。余談だが、僕の父の実家には(最大でも3世代7人だった家族に対して)トイレが4つある。自営業のため少なくとも2組の夫婦が常に家にいるとか、本家なので親族が頻繁に訪れるという事情もあるので、決して多すぎるわけではない。
この記事を書くにあたって「2階のトイレ」で検索したりしたが、新築の際に2階にもトイレを作るか否かで迷う人が結構いるようだ。僕に言わせれば、現代で家を新築できるような身分で、トイレの1つ2つをケチるような選択肢が存在することがカルチャーショックである。一人暮らしや夫婦だけで完結するならまだしも、少なくとも子供を作る予定であるなら、悪いことは言わないからトイレは2箇所作るべきで、むしろ3箇所あっても多すぎることはないと思う。
どうも今のトイレはウォシュレットや暖房便座で高額になりやすいらしいが、個人的にはオプションを切り捨ててただの便器のみにしてでも、トイレは複数箇所作るべきだと思う。トイレは質よりも数である。
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