『ウマ娘』絡みで話題になるケースをちらほら見るようになり、いくつかの誤解も見たので情報をまとめておく。
種牡馬
種牡馬に関しては、1作目(ベスト競馬ダービースタリオン、通称「関東版」)から一貫して実名である。上位を見てもノーザンテースト(社台ファーム)、シンボリルドルフ(シンボリ牧場)、トウショウボーイ(日高軽種馬農協)など、所属も様々な名馬が登場している。よって「ダビスタでさえ初期は実名を使えなかった」という情報は完全に誤りであるということを最初に認識していただきたい。
ライバル馬
ゲーム上のレースに登場するNPCの馬たち。1作目からSFC版3までは変名で、96以降は実名である。ただし変名と言ってもオグリキャップ→アグリキャップのように、容易に元ネタを連想できるようになっている。変名である理由については不明だが、既に引退した(ゆえに競走成績は固定化されている)種牡馬と異なり、ゲーム内で現実とは異なる歴史を辿る可能性を考慮したのかも知れない。
中にはダビスタ3の頃のサッカーボーイ→サッカーボールのように、同一作品において同じ馬が種牡馬とライバル馬で同時に登場しているケースもある。だからこそ名前を変えたのかも知れない。一方で海外馬(ジャパンカップや凱旋門賞に登場)については初期から実名である。ダビスタ3のアサティスのように、種牡馬にもなっている馬が同名でレースに出てきたりする妙なケースもあり、中途半端な感じになっている。
なお、ゲーム内にあるコースレコードのデフォルトは現実のもので、馬名も実名である。ゲーム上はライバル馬がレコードを破ってしまうケースもあるので、現実と架空を区別するためにライバル馬を変名にした可能性もある。ただしこの場合も、海外馬はなぜか実名のままというのが違和感があるのだが…(理論上、ゲーム内のホーリックスがジャパンカップで自身のレコードを破ることもありうる)。
ダビスタ96からは実名になったが、CMでは変名が使われているあたり、開発の途中で方針が変更された模様である。
なおこのCMでも言及されているように、レースのファンファーレが本物と同じ曲になったのも本作からである。後述する騎手の実名化も含めてシリーズの転機と言える作品かも知れない。
繁殖牝馬
シリーズ通して変名である。ライバル馬と異なり、名前にはかなりのアレンジが含まれる。ホワイトナルビー→ホワイトノリピーのようにわかりやすいものもあるが、名前を見ただけではまず連想できないものが多い(参考:方位774)。
これらが変名の理由については、ライバル馬よりもより大きく「異なる歴史」を歩むことになるからであろう。もしも元ネタそのものだとしたら、プレイヤーが購入することで(ライバルとして登場する)本来の産駒が生まれなくなってしまわないと矛盾するのだ(実際、『ウイニングポスト』シリーズなどではそのような状況が発生する)。そのためか、攻略本などでは元ネタに触れつつも、あくまで「同じ血統を持つ牝馬」という扱いであった。
騎手
もともと変名であったがダビスタ96で実名化。ただし96では無断だったためにトラブルとなり、その後はダビスタ64が出るまでの4作品(PS・SS・98・99)において再び変名に戻っていた。どうもランク付けしたのがまずかったらしく、その後のシリーズでは開発当時のリーディングを元に並べながらも、ゲーム内での明確な序列化は避けている模様である。
ちなみに、海外騎手については当初から実名である。最初は海外馬用のNPCデータに限られていたが、ダビスタ3からは(アラン・)ムンロとリサ(・クロップ)がプレイアブルで登場している。騎手名が再び変名化されたPS版以降も海外騎手は実名となっている。
余談だが最新作のSwitch版では顔グラがない(3や96にはあった)のはさておき、得意脚質などの情報が全く表示されなかったり、リーディング的にはいて当然の藤田菜七子が登場しない(事務所の問題とされることがあるが、同事務所所属の福永祐一は登場している)、海外レースの騎手は無名(国名のみ表示)等、ゲームとしては過去作と比べてかなり気になる状況である。
調教師(厩舎)
ダビスタ3から厩舎に名前が設定されたが、一貫して変名である。ただし、当初は「藤枝」(実在の藤沢+国枝と言われている)として登場していた調教師が、Switch版では「柳」になっているなど、変名の度合いは強くなっている模様である。
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