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バッテリーバックアップの思い出
かつて家庭用ゲーム機で用いられていたデータセーブのシステムについて。

バッテリーバックアップとはなにか?


フラッシュメモリのような、安価かつ小型の不揮発性メモリ(電源を切ってもデータを維持できる)が無かった時代にセーブデータを保存する技術。文字通り、バッテリー(電池)が内蔵されており、その電力によって(本体から電源が供給されていない状態であっても)、揮発性メモリ(RAM)にデータを保持しておくことができる。

技術的に未熟だった時代の産物ゆえか、今では考えられないほどデータが消えやすかった。その要因はソフトウェアのバグだったり、あるいはハードウェアの欠陥(接点が甘いとか)だったりと様々だが、ファミコンやスーパーファミコン時代のゲームをプレイしていた人ならほぼ間違いなく経験しているはずである。

ROMカートリッジに搭載されていたシステムだが、過渡期であるニンテンドー64やゲームボーイアドバンスではソフトによって不揮発性メモリと使い分けられたりしている。

一方で、バッテリー自体が切れてしまうという例は実は稀である。バッテリーをデータ保持以外に使っている(例:ポケモン金銀の時計機能)ならまだしも、純粋なバッテリーバックアップは製造から30年以上が経過していても未だに生き続けている例も多い。実際の検証などについては以下の動画に詳しい(注:作成者はブログ主とは別の人)。



そんなバッテリーバックアップに関する個人的な思い出を綴っていきたいと思う。

ファミコン


なんといっても『ドラゴンクエスト』シリーズ(具体的には3と4)である。セーブデータ破損時に呪いのSEが入るという悪趣味な演出によりユーザーの記憶に残りやすい。「電源投入時は消音にしていた」というプレイヤーも多いと思う。とはいえ、3についてはメインデータが消えて進行を諦めたような思い出はないような気がする(データをコピーしていたから全滅を免れたというケースはあった)。以前記事にしたが、年単位で同じデータをプレイし続けていたことは確かだ。4は割と消えた気がするが、本腰を入れてクリアを目指した(そして実際にクリアできた)ときは消えなかった気がする。

他にはあまり消えた思い出はない。もともとセーブ機能のないゲームが多かったからかも知れない。記憶に残っているのはせいぜい『ジョイメカファイト』くらいのような気がする(ストーリーモードを2周することで全てのキャラが使えるようになる)。余談だが『ウィザードリィ』において、「セーブデータが破損していましたが修復に成功しました」のような珍しいメッセージを見たことがある(処理としては他のゲームでもやっているのだろうが、わざわざユーザー向けにテキストで明示する例は極めて珍しいのではないか)。

スーパーファミコン


バッテリーバックアップの全盛期なので色々と記憶に残る。やはり『ドラゴンクエスト』である。5もそれなりに消えた(クリア自体に支障はなかったが、やりこみでモンスターを集めたりしている時に消えたりした)が、それ以上に消えまくったのはDQ1・2である。1は低難易度の上に短いのでクリアできたのだが、2についてはクリアを諦めて、結局実機ではクリアできないままだった(後にWii移植版でリベンジした)。一方で6やリメイク3では消えた覚えがない。技術的に安定したのだろうか。

RPGでは他にも、『ファイナルファンタジー4』が消えまくった。これもクリアを断念したゲームである(純粋な移植版も未プレイなので、未だにオリジナル版のエンディングを見ていない)。当時、消えたのはアイテム増殖技を乱用したせいだと思って、以降のプレイでは封印したのだがそれでも消えた。DQ1・2とFF4に関しては、自分のように消えまくったという報告を他に聞いたことがないので、たまたま接触が悪いカセットを引いてしまったのかも知れない。

この手の話題で必ず出てくる『星のカービィ スーパーデラックス』もよく消えた。これはソフト(再現性100%の消失バグがある)およびハード(搭載したチップが悪さをしているらしい)の問題らしく、多くのユーザーの共通認識となっている。もっともアクションゲームなのであまり気にならなかったが。

ゲームボーイ


ほとんど記憶にない。『ポケットモンスター ピカチュウ』で一度だけ消えたことがあるが、ポケモンについては初代シリーズだけで通算で数百時間はプレイしていたのに、消えたのはこの1回だけである(データ消去上等でバグ技を乱用していたときは別カウント。あくまで「通常プレイで消えたのは1回のみ」という意味である)。

むしろ「意図的に消そうと思ってもなかなか消えない」ということを認識した。具体的には『遊戯王デュエルモンスターズ』である。本作にはデータ消去コマンドが存在しない(実は隠しコマンドが存在するようだが、当時は知られていなかった)。そのため、データを消すために「電源を入れたまま抜き差しを繰り返す」などの乱暴な手段を使ったものである。ちなみに、なぜデータ消去が必要なのかと言えば、初期デッキがランダムな上にレアカードを持っている場合があることと、パスワード入力で手に入る強力なカードを増殖するという需要があったためである(もっとも、だからこそデータ消去をできない仕様にしたのだろうが)。

ニンテンドー64


消えたように見えたが実は消えていなかった、という事例を2度経験している。『スターフォックス64』と『ポケモンスタジアム2』である。いずれも、電源を投入したらデータが消えていたのだが、一度電源を切って、刺し直してから電源を再投入したらなぜかデータが復活したのである。どうやら、何らかの原因でセーブデータを認識しなかったらしい。よく起動時に初期化されなかったものだ。最初にスターフォックスで経験していた(当時の心境は「マジかよ、エクストラモードでプレイできないじゃねえか、今日はやめた」だったが、後日再びプレイしたらなぜか復活してた)だけに、(データ消去のダメージがより甚大な)ポケモンスタジアムのほうでも冷静に対処できたのだ。

他に奇妙な経験としては『風来のシレン2』のプレイ時間が突然カンストしたことがある。それ以外のデータに異常は確認できなかった。プレイに支障はないのだが、ダンジョンのクリアタイムが「クリア時の時間-突入時の時間」で算出されるためか、カンスト以降にプレイするとダンジョンを0秒でクリアした扱いになってしまうのが残念ということくらいである(同様の事例の報告は他にもあるようだが原因は不明とのことだ)。

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