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バーコードバトラー2:当時の最強バーコードを振り返る
当時の公式大会で猛威を奮ったらしい(伝聞)最強のバーコードについて解説してみる。

システム面はバーコードバトラーⅡ 解析ページを参考にしている。というか僕自身がシステム解説を噛み砕きながら文章化している部分が大きい。

注意


ここでは「公式ルールで認められたバーコード」、すなわち「49から始まる(国産商品)実在商品のバーコード」の中で最強とされたカードを紹介する。システム的に読み取れるバーコードという意味ではない。そもそも「実在の商品」という縛り自体が、自家製バーコードを禁止するための措置である。

(知りたい人のために一応載せておくが、無差別級で最強のバーコードは、能力カンストの魔法使いで特殊能力封じを持っている「9999999295454」ではないかと思う。逆オーバーフローで限界突破なんてのもあるようだが、バージョンによっては単に弱いだけになってしまうものは真の最強とは言えないだろう。)

また、バーコードの情報はあくまでも当時のものである。現在でも同じバーコードを使っているとは限らないことに要注意。

センチュリー「エディアール紅茶」


「センチュリー」という会社がフランスから輸入している「エディアール(HEDIARD)」というブランドの紅茶。現在も同社によって輸入販売が行われている由緒ある紅茶のようだ(この記事の冒頭にアフィリンクを貼ったのでブロックしていなければ見えるはず。一応テキストリンクも)。ただしAmazonで適当に検索して見つけたもので、当時のパッケージと同じかどうかはわからない。

本題に入るが、このバーコードの強さは規格外である。なぜなら、本来はこのルールに存在しないはずの強さなのだ。順を追って説明すると、本作に対応するバーコードは大きく分けて「前読み」と「後読み」に分類される。基本的には「49」から始まる(国産商品を意味する)JANコードは原則として後読み、それ以外で特定の条件を満たすカードが前読みとなっているようだ。

後読みのバーコードは、下8桁の数字のみでパラメータが決定される。というのもJANコードは8桁のものも存在するからである。そのため、1つの数値が複数のパラメータに干渉するので最強パラメータの両立ができないようになっている(最大限にいいとこ取りしても、HP44200、ST11700、DF9900が限度。なお、この場合の下5桁は「2248x」または「2249x」となる)。さらに、出現する特殊能力もごく限られたものになっている。基本的には、ユーザーが手に入れるバーコードは後読みであるという想定だったのだろう。

前読みコードは、本体や関連商品に付属する公式カードで用いられる。全てではないがほとんどのパラメータを独立して設定することができるので、多様なキャラクターを生み出すことができる。特定のモード専用の効果を持つカードも多い。

公式ルールでは「49」から始まるものに限られる以上、本来は前読みコードは存在しなかったはずなのだが、なぜか「499」から始まるコードでは前読みの条件を満たしてしまう。しかも、まず499の値(HPを決める上3桁)を前読みした時点でHPがルール上の上限値に達する。その上で、エディアールは凶悪な攻撃力と防御力、そして何よりも特殊能力を兼ね備えている究極のバーコードだったのである。

バーコード:4998685265455
生命力(HP):49900
攻撃力(ST):18600
守備力(DF):18500
スピード:4
種族:2(オーシャン族/合体適性75%)
職業:6(戦士)
特殊能力:45(相手の特殊能力をすべて無効にする)

後読みコードだとST上限は11900、DF上限は9900。ただし両立はできない。にも関わらず両者の上限を軽く上回り、カンストの19900に単独で迫る勢いである。スピード(0~9のうち4)と種族(2は合体適性がやや低い)には問題があるように見えるが、それぞれ特殊能及びSTとDFの+10000ボーナスフラグと連動しているのでやむを得ない部分である。明確に欠点と言えるのは魔法使いではなく戦士、つまり1枚目に読み込ませた場合は魔法が使えない(かといって2枚目にすると合体適性が足を引っ張る)ことくらいである。

49コードの前読み、そして「最強」に限りなく近いコードの存在は、果たしてエポック社が意図していたものなのか。今となっては確かめようもないが、ともかく非常に強力なカードであることを疑う余地はない。

メロディアン「強いぞカルシウム」


メロディアンという飲料メーカーが販売していた子供向けの(?)健康飲料。企業サイトによるとピーチ味の写真があるが、他にバリエーションがあったかは不明。正直、バーコードバトラーの情報を調べるまでは聞いたこともなかった商品とメーカーである。大阪の会社らしいので関東ではあまり売っていなかったのだろう。逆に関西の方では身近で、子供に買い与える親も多かったのかも知れない。

こちらに関しては一般的な後読みコードであり、単独では常識的な強さである。特にHP以外は「中の上」程度に収まる。しかし上記のエディアールと合体してしまえば余裕でカンストできるわけで、HPと特殊能力の強さが物を言うのだ。

バーコード:4902390999994
生命力(HP):49900
攻撃力(ST):6400
守備力(DF):6600
スピード:9
種族:4(ヒューマン族/合体適性100%)
職業:9(魔法使い)
特殊能力:29(相手のHP値50%ダウン)

バーコードの後半に5つも並ぶ「9」の数字が禍々しく印象に残りそう。これのおかげで(厳密には下3桁)HPはこのルールの上限値となる。最大の特徴は戦わずして体力を半減させる理不尽とも言える特殊能力。この能力自体は数値の干渉により、攻撃力が6000台止まりになってしまうというリスクがあったため、基本パラメータを重視する向きにはあまり注目されなかったという歴史がある、と思う(基本パラメータ判別法の公開と、特殊能力の判別法の公開にはタイムラグがあったはず)。

ヒューマン族なので合体適性が高いのも魅力。一方で自身が魔法使いである上に素早さも最高(当時は知られていなかった情報らしいが)なので、1枚目に読み込ませて合体元としても有効。どちらにしても非常に器用な使い方が可能なアシスト名人である。HPダウンの能力を持つバーコードとしては最強クラスの上に、サブパラメータにも恵まれた幸運なバーコードであると言える。

合体させた強さ


合体させるとHPは準カンストである99800(ルール上の上限)、他はカンストする。そして相手の能力を封じた上で、相手が能力を無効化しない限り問答無用でHPを半減させる。相手にしてみれば能力無効化がなければ同じ土俵にすら立てないと思われる。どのような経緯で両バーコードが広まったのかは知らないが(当時の雑誌や攻略本は未確認)、ネットを見る限りは様々な人が語り継いでいる。イベント会場ではどれほどのミラーマッチが発生したのか気になるところである。

コメントの投稿

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全国大会でトーナメントまで勝ち抜いた者です。
全国の予選は4人の総当たり戦、それに勝ち抜いたら8人のトーナメントでした。
ミラーマッチは多くて2〜3人だった気がします。
全国に参加できた人はベスト8入賞者と自由に戦える(無人でカードだけある状態)でしたが同じカードはほぼ無かった気がします。
2枚目が違うとかはありましたけどね。
ナナシの実 | URL | 2021/04/23/Fri 01:26 [編集]
貴重な体験談をありがとうございます。エディアール紅茶を使用された方でしょうか?
全国大会には合計32人が出場したことになりますが、地域予選や抽選があったりしたのでしょうか?

当時の大会事情などは全くと言っていいほど知らないので、面白い話を聞かせていただけるとありがたいです。
かける | URL | 2021/04/23/Fri 16:57 [編集]
当時よく知られていたバーコードは…
ピコラのいちご味だったかな?あとはポンジュースとかが強かった気がします。とにかく某マンガでもあったように家のバーコード付きの商品のバーコードを片っ端から切り抜き、大量に1枚の紙に貼り、商品名を記入し、近所の文房具屋のコピー機で濃いめにコピーしてましたね。当時小6でした。玩具屋の小さな大会では何度か優勝しましたが地方大会では準決止まりでした。
ヨウ | URL | 2021/09/28/Tue 02:28 [編集]
コメントありがとうございます。
僕の頃はもう少し幼かったこともあり、商品名などで厳密に管理はしていませんでした。
大会というのも身近になかったので、リアルタイムとはいえ当時の熱気はそれほど味わっていなかったのかも。
だからこそ当時の声というのは自分にとっては新鮮です。
かける | URL | 2021/09/30/Thu 11:50 [編集]
懐かしいですね。全国大会第3回ダッグ戦2位、第5回49戦3位、II2戦2位、第6回無差別級優勝、当日特別大会無差別級優勝した者です。 記憶が曖昧ですが当日特別大会は全国地方優勝者、全国大会に出れなかった強者、一般参加者全員が参加をして開かれていました。優勝商品はGOLDのバーコードバトラーでしたよ。すごい人数でしたので3時間ぐらいかかってたような。
モンチッチ | URL | 2022/03/02/Wed 21:10 [編集]
全国大会本戦出場者がw
自分もその8人の中に入ってました、確か関西連合の方が使ってましたね。
当時自分は関西連合と繋がりがあり知っては居ましたが自分のカードで勝ち抜きました。

前日ホテルで集まってかまいたちの夜をしたのが懐かしい。
とんぬら | URL | 2022/09/07/Wed 12:36 [編集]
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