あまり日本語での情報が出回っていないみたいなので。デッキリストつき。
概要
60枚のデッキ2つで構成された初心者向けデッキセット。「エルドレインの王権」から「基本セット2021」までのカードで構成されている(つまり、2021年秋のローテーションまで使用可能)。初心者向けらしく、固有のメカニズム(出来事、脱出、変容など)を含まないシンプルなカードが選ばれている。
英語版のみだが日本でも正式に販売されており、多くの公認店で取り扱っている模様。レアカードが計10枚入った構築済みデッキ2つで税別600円という破格での販売である(Amazonへのリンクを貼ったが、基本的に割高なので店舗で買うべきである)。紙製のデッキケース(ウェルカムデッキ等で使われている簡素なもの)と説明書が付属する(ちなみにライフカウンターは付属しない、公式アプリ推奨なのだろうか)。
なお含まれるレアのうち《嫌悪の悪魔》《死の国の衛兵》《鉄鱗のハイドラ》《大樹揺らしのキマイラ》の4枚は、テーロス還魂記のコレクターブースターからしか出現しない特別なカードである。
過去に同じようなスタイルで販売されたSpellslinger Starter Kitと比較されることがあるが、あちらと異なりデッキの並び順はチュートリアル用にセッティングされてはいない。カードごとにまとまっている(例えば26枚の土地が一番上に固まっている)ので、まずはよくシャッフルしないとゲームとしてまともに遊ぶこともままならない。
アメリカ本国においては、ウェルカムデッキ廃止後の代替品という位置づけもあるようだ(→参考1、参考2)。日本では当面の間はウェルカムデッキ配布を継続するようだが、今回のスターターキットを英語版のみとはいえ格安で販売するようにもなったので、入門向け商品に新しい流れが来ているのは確かである。
MTGアリーナとの連動
「アリーナ」の商品名通り、MTGアリーナ向けのシリアルコードが付属する(地味に、プレインズウォーカーデッキ以外の構築済みデッキにコードが付いてくるのは初めてのはず)。1つのコードは2回使える(同アカウントでは1回まで)ので、友達や家族を誘ってのプレイが推奨されているようだ。
なお他のデッキコードと同じように、コード特典は単純にカードの追加という形でコレクションに加わる。既に持っているカードでも受け取れるし、余剰分はしっかりとジェムやVaultに還元される。
デッキ内容
それぞれ黒単と緑単。アリーナ向けのインポートリストの形で紹介する。
『Starter Kit』デッキ:黒
1 薄暮薔薇の棘、ヴィト (M21) 127
1 嫌悪の悪魔 (THB) 292
1 悪魔の抱擁 (M21) 95
1 深淵への覗き込み (M21) 117
1 死の国の衛兵 (THB) 293
2 血の暴食 (M21) 90
3 異臭のインプ (M21) 98
2 とどめの一撃 (M21) 99
3 薄暗がりのセンザンコウ (IKO) 89
2 大殺漢 (M21) 101
3 闇の掌握 (M21) 102
3 失われた軍団 (ELD) 94
2 鋸刃蠍 (IKO) 99
2 骸骨射手 (M21) 123
3 予期せぬ助力 (IKO) 103
4 歩く死骸 (M21) 128
8 沼 (M21) 266
9 沼 (M21) 267
9 沼 (M21) 268
『Starter Kit』デッキ:緑
1 巨大猿、コグラ (IKO) 162
1 著大化 (IKO) 148
1 大樹揺らしのキマイラ (THB) 297
1 鉄鱗のハイドラ (THB) 296
1 ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ (ELD) 185
3 万能のブラッシュワグ (IKO) 143
3 逆毛の猪 (IKO) 146
2 巨大な戦慄大口 (M21) 176
2 蜂蜜マンモス (IKO) 158
2 謙虚な自然主義者 (IKO) 160
3 ハイラックス塔の斥候 (THB) 173
3 ラノワールの幻想家 (M21) 193
2 垂直落下 (THB) 194
3 強行突破 (IKO) 170
2 罠紡ぎ (M21) 207
4 剛力化 (M21) 210
8 森 (M21) 272
9 森 (M21) 273
9 森 (M21) 274
ちなみに、英語版wikiなどでは《薄暮薔薇の棘、ヴィト》《巨大猿、コグラ》がデッキに入っていない扱いになっている(基本土地が計27枚入っていることになっている)が、実際にはこれらも含めて60枚デッキである(ただし、Foilカードであるためか梱包は別になっている)。実際の製品では基本土地は26枚しか入っていない。
ついでに、サイトなどの商品画像においても《薄暮薔薇の棘、ヴィト》《巨大猿、コグラ》の代わりに《嫌悪の悪魔》《鉄鱗のハイドラ》がパッケージトップに使用されているものがあるが、開発中の仮デザインがそのまま使われているようだ(もしかしたら国や重版によって違うのかも知れないが)。
デッキ雑感
黒が弱いというか不遇に見えるのは気のせいだろうか。まず《深淵への覗き込み》はどう使えと言うのか(せめて《地獄界の夢》があればコンボになるのに。実質即死とはいえ加速もサーチもなしで1枚刺しなら妥当だろう)。お互いにプレインズウォーカーがいないのに除去枠が無駄に重い《とどめの一撃》というのも酷すぎる。緑の方は《垂直落下》で、黒のフィニッシャーを簡単に倒せるというのに。
とはいえ、絆魂と《悪魔の抱擁》が回りだすと止められなくなりそうだし、実際に回してみると意外とバランスが取れていたりするのかも知れない。
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