《不気味な教示者/Grim Tutor》の再録における反応を見て、改めて気づいたこと。
基本セット2021の数ある再録カードのうち、《不気味な教示者/Grim Tutor》は特に話題になった1枚だろう。長らく日本語版が存在しなかった関係でグリムチューターというカタカナ読みのほうが通りが良い。スターター99という、日本語版が発売されなかった初心者向けのマイナーなセットが初出で、その後は一度も再録されていなかったので中古価格は軽く1万円を超えていた。
特に旧枠モダン界隈への衝撃は大きかった模様。カードパワーもさることながら、シングル価格も現時点で最も高額だと思われる(再録により供給は増えるが、スタンダード等での需要も増えるので大きく値下がりすることもないだろう)。同ルールにおいて何となく不遇な印象のあった黒(なにせ《暗黒の儀式》が当たり前だった時代のカードを、マナ加速なしで使わなければならない)にとって重要な1枚となるに違いない。
しかし、ここでふと疑問が湧いた。そもそも「ポータルやスターターのカードって旧枠モダンで使えるの?」と。ポータル及びスターターシリーズ(面倒なので、以降はまとめて「ポータル系列」と呼ぶ)は、当時「初心者向けの特殊セット」であり、ルールも簡略化されていた(例えばインスタントがなかったり)。なにより発売当時はスタンダードどころか下環境(エクステンデッド、エターナル)ですら使用不可能だった。wikiの記述を引用すると「ポータルはポータルというカードゲームであって、マジックではない」だったのだ。
もっともリアルタイムでのカジュアルプレイヤーの多くは、そんなことは知らなかったか気にしなかったと思う。僕も弟と遊んでいた頃は当たり前のように混ぜていた(ただしポータル三国志独自の能力である「馬術」を「飛行」と同一視する等のアレンジは行っていたが)。それだけに、後にwikiを読んでポータル系列そのものが本来のMTGから除外されていたと知ってショックを受けたのである(読んだ時点ではまだエターナル解禁前だった)。
ところで、改めて旧枠モダンのカードリストを参照すると、「ポータル系列が初出」かつ「(旧枠の範囲である)スカージまでの通常セットに再録されていない」カードは既に存在していた(例えば《巧みな軍略》など)。僕が気づかなかっただけで、今までは特に疑問を持たれることもなかったようだ。世代のギャップかも知れない。
一応、時系列を確認する。
つまり、ポータル系列は旧枠がスタンダードで現役だった頃には通常のゲームで使えなかったものの、モダン成立時点ではとっくの昔に使えるようになっていたというわけだ。
ポータル系列以外でも、《闘技場》と《大アナグマ》はプロモーショナル限定であってスタンダードで使える時期はなかったはず(そもそも配布時点ではスタンダードフォーマット自体が存在しない)だが、「旧枠で刷られた」「(第8版や時のらせんで再録され)モダンで使える」ことから、旧枠モダンで使えるのと同じようなものだろう。そう考えてみると腑に落ちる。
グランプリ第8回・第9回と連覇を成し遂げた旧モ界の重鎮、もち饅頭氏のお言葉をもって落ちとする。
特に旧枠モダン界隈への衝撃は大きかった模様。カードパワーもさることながら、シングル価格も現時点で最も高額だと思われる(再録により供給は増えるが、スタンダード等での需要も増えるので大きく値下がりすることもないだろう)。同ルールにおいて何となく不遇な印象のあった黒(なにせ《暗黒の儀式》が当たり前だった時代のカードを、マナ加速なしで使わなければならない)にとって重要な1枚となるに違いない。
しかし、ここでふと疑問が湧いた。そもそも「ポータルやスターターのカードって旧枠モダンで使えるの?」と。ポータル及びスターターシリーズ(面倒なので、以降はまとめて「ポータル系列」と呼ぶ)は、当時「初心者向けの特殊セット」であり、ルールも簡略化されていた(例えばインスタントがなかったり)。なにより発売当時はスタンダードどころか下環境(エクステンデッド、エターナル)ですら使用不可能だった。wikiの記述を引用すると「ポータルはポータルというカードゲームであって、マジックではない」だったのだ。
もっともリアルタイムでのカジュアルプレイヤーの多くは、そんなことは知らなかったか気にしなかったと思う。僕も弟と遊んでいた頃は当たり前のように混ぜていた(ただしポータル三国志独自の能力である「馬術」を「飛行」と同一視する等のアレンジは行っていたが)。それだけに、後にwikiを読んでポータル系列そのものが本来のMTGから除外されていたと知ってショックを受けたのである(読んだ時点ではまだエターナル解禁前だった)。
ところで、改めて旧枠モダンのカードリストを参照すると、「ポータル系列が初出」かつ「(旧枠の範囲である)スカージまでの通常セットに再録されていない」カードは既に存在していた(例えば《巧みな軍略》など)。僕が気づかなかっただけで、今までは特に疑問を持たれることもなかったようだ。世代のギャップかも知れない。
一応、時系列を確認する。
- 2003年7月:第8版発売(カード枠が新しくなる)
- 2005年10月:ポータル系列のカードがエターナルで解禁
- 2011年5月:モダンフォーマット成立
つまり、ポータル系列は旧枠がスタンダードで現役だった頃には通常のゲームで使えなかったものの、モダン成立時点ではとっくの昔に使えるようになっていたというわけだ。
ポータル系列以外でも、《闘技場》と《大アナグマ》はプロモーショナル限定であってスタンダードで使える時期はなかったはず(そもそも配布時点ではスタンダードフォーマット自体が存在しない)だが、「旧枠で刷られた」「(第8版や時のらせんで再録され)モダンで使える」ことから、旧枠モダンで使えるのと同じようなものだろう。そう考えてみると腑に落ちる。
「ポータルは公式戦では使えない」は本当に古の時代の話ですよ……。煽りとかでなく真面目に15年前とかからタイムスリップしてきた人みたいになってますね……。
— もち饅頭 (@AnCoveredMochi) June 5, 2020
グランプリ第8回・第9回と連覇を成し遂げた旧モ界の重鎮、もち饅頭氏のお言葉をもって落ちとする。
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