検索しても思い出話などが断片的に語られるのみで、画像どころかゲーム内容に触れた記述すら見当たらない。かくいう僕もプレイしたことはない。教員である身内のつてでディスクを借りてきたのはいいのだが、我が家の機種が古すぎて対応しなかったのだ(せめて「光速コピー」しとけばよかった)。市内の学校にあればみんな喜んでプレイしたはずだがその記憶もないので、そもそもどこから調達してきたのかもわからない。当人に聞いてみても全く覚えていないとのことだ。
ツイッターを見ても「昔遊んだことがある」という人がそこそこいる。このまま歴史の闇に埋もれさせないために、現時点でわかったことと覚えていることをひたすら書いていく。
正式タイトルは「利根川ワンダーランド 川が呼んでいる」で、建設省関東地方建設局河川部が関わっているようだ。国会図書館に所蔵されているようだが、ディスクが読み取り可能な状態であるかまではわからない。対応機種にPC-9821とあるので1992年以降にリリースされたと思われる。説明書はカラー印刷でページ数も多く、むしろこれだけ読んでも楽しめる内容だったと記憶している。
ここからは当時説明書を読んだ時の記憶。ゲームは基本的にはRPGで、ダンジョンは一人称視点で展開される。ダンジョン外はアドベンチャーっぽかったかも知れない。ツイッターの書き込みによるとタイムテーブル管理といったシミュレーションゲーム的な要素も存在するようだ。
説明書は攻略本のようでもあり、わざわざ「このようなゲームが苦手な方のために特別にマップを掲載します!」とか書いてあった。画面写真で印象的だったのは「白虎は青白い炎を吐いた!」というメッセージのある戦闘画面。確かダンジョンは4つあったはずなので、おそらくそれぞれのボスが四神(青龍・白虎・朱雀・玄武)で、ダンジョン自体も東西南北に対応しているのかも知れない。
プレイヤーキャラは少年少女の数人組。2chの書き込みによると「ガッツ」や「委員長」「ニンジャ」という名前(あだ名)のようで、そういえばそんな名前に見覚えがある気がする。おそらくその名前のイメージ通り(それぞれパワー・知性・スピード担当だろう)の個性があると思われる。また回復アイテムは食べ物(「桃」とか)であり、1つにつき3回使えるみたいなことが書いてあった覚えもある。
教育機関に配られたことや、建設省が関わっていることなどから、内容はきっと「ゲームを通じて利根川の治水の歴史を学ぼう」的な内容に違いない。ただゲーム部分も結構気合が入っており、上述の「白虎」も二足歩行した獣人の迫力あるグラフィックだった。子供向けらしいデフォルメもなく、そのまま『ウィザードリィ』等の敵キャラとして登場させられそうである。敢えてとっつきにくい一人称視点を選ぶことからも、委託先はなかなかゲームにこだわりのある所のようだ(子供向けなら、素直にドラクエ風にすればいいのに)。デザイナーやプログラマーは、もしかしたら現在でも名の通った人かも知れない。
建設省関東地方建設局の名義なのでそれなりに広域に配布されたはずである。僕の住んでいた(そして身内が教員をしていた)流山市は利根川水系の江戸川沿いだが、利根川には直接面しているわけではない。それにも関わらずプレイ報告が少なすぎるのは、教育用としては高すぎる要求スペックではないだろうか。そもそも学校のPCにはハードディスクすら積んでいない場合も珍しくなかった。その場合はインストールできないのでその都度ディスクを入れ替えたりする必要があり、プレイ開始まで何分かかるのだろうか。また内容的にも、長時間プレイする必要があるRPGという形態では授業で使うには少々難があったのではないだろうか。
とりあえず今書けるのはここまで。実際に遊んだことがある方や、国会図書館で説明書を読んだ方の報告をお待ちする。
ツイッターを見ても「昔遊んだことがある」という人がそこそこいる。このまま歴史の闇に埋もれさせないために、現時点でわかったことと覚えていることをひたすら書いていく。
正式タイトルは「利根川ワンダーランド 川が呼んでいる」で、建設省関東地方建設局河川部が関わっているようだ。国会図書館に所蔵されているようだが、ディスクが読み取り可能な状態であるかまではわからない。対応機種にPC-9821とあるので1992年以降にリリースされたと思われる。説明書はカラー印刷でページ数も多く、むしろこれだけ読んでも楽しめる内容だったと記憶している。
ここからは当時説明書を読んだ時の記憶。ゲームは基本的にはRPGで、ダンジョンは一人称視点で展開される。ダンジョン外はアドベンチャーっぽかったかも知れない。ツイッターの書き込みによるとタイムテーブル管理といったシミュレーションゲーム的な要素も存在するようだ。
説明書は攻略本のようでもあり、わざわざ「このようなゲームが苦手な方のために特別にマップを掲載します!」とか書いてあった。画面写真で印象的だったのは「白虎は青白い炎を吐いた!」というメッセージのある戦闘画面。確かダンジョンは4つあったはずなので、おそらくそれぞれのボスが四神(青龍・白虎・朱雀・玄武)で、ダンジョン自体も東西南北に対応しているのかも知れない。
プレイヤーキャラは少年少女の数人組。2chの書き込みによると「ガッツ」や「委員長」「ニンジャ」という名前(あだ名)のようで、そういえばそんな名前に見覚えがある気がする。おそらくその名前のイメージ通り(それぞれパワー・知性・スピード担当だろう)の個性があると思われる。また回復アイテムは食べ物(「桃」とか)であり、1つにつき3回使えるみたいなことが書いてあった覚えもある。
教育機関に配られたことや、建設省が関わっていることなどから、内容はきっと「ゲームを通じて利根川の治水の歴史を学ぼう」的な内容に違いない。ただゲーム部分も結構気合が入っており、上述の「白虎」も二足歩行した獣人の迫力あるグラフィックだった。子供向けらしいデフォルメもなく、そのまま『ウィザードリィ』等の敵キャラとして登場させられそうである。敢えてとっつきにくい一人称視点を選ぶことからも、委託先はなかなかゲームにこだわりのある所のようだ(子供向けなら、素直にドラクエ風にすればいいのに)。デザイナーやプログラマーは、もしかしたら現在でも名の通った人かも知れない。
建設省関東地方建設局の名義なのでそれなりに広域に配布されたはずである。僕の住んでいた(そして身内が教員をしていた)流山市は利根川水系の江戸川沿いだが、利根川には直接面しているわけではない。それにも関わらずプレイ報告が少なすぎるのは、教育用としては高すぎる要求スペックではないだろうか。そもそも学校のPCにはハードディスクすら積んでいない場合も珍しくなかった。その場合はインストールできないのでその都度ディスクを入れ替えたりする必要があり、プレイ開始まで何分かかるのだろうか。また内容的にも、長時間プレイする必要があるRPGという形態では授業で使うには少々難があったのではないだろうか。
とりあえず今書けるのはここまで。実際に遊んだことがある方や、国会図書館で説明書を読んだ方の報告をお待ちする。
コメントの投稿
利根川ワンダーランドは少年少女7人?くらいが、かわっぺりで遊んでいたら謎の球を発見し、異世界にワープしてしまう話です
おおむねの目的は謎の球を複数発見し元の世界に帰ることですが、ルート分岐がわりとあり、3人程度しか現世へ帰れなかったりするエンドがあるなど、なかなか容赦がなかった記憶があります
小学校のころPC室になぜか常備してあり、放課後に自由に遊ぶことができましたが、ふと最近思い出してなんとかもう一度プレイできないか探しているのですが見つかりませんね
おおむねの目的は謎の球を複数発見し元の世界に帰ることですが、ルート分岐がわりとあり、3人程度しか現世へ帰れなかったりするエンドがあるなど、なかなか容赦がなかった記憶があります
小学校のころPC室になぜか常備してあり、放課後に自由に遊ぶことができましたが、ふと最近思い出してなんとかもう一度プレイできないか探しているのですが見つかりませんね
ナナシの実 | URL | 2020/07/22/Wed 00:42 [編集]
情報ありがとうございます。なるほど異世界ですか、そこから利根川の歴史にどう結びつけるのか気になります。
かける | URL | 2020/07/22/Wed 11:50 [編集]
なぜか私もこのタイミングで利根川ワンダーランドのことを思い出し、こちらのブログにたどりつきました。私は当時千葉県の公立小学校でパソコンクラブというクラブ活動に参加しており、活動のなかでプレイした記憶があります。利根川水系のご当地スポット(吹割の滝など滝が多かったです)を巡り、確かに白虎いたなという記憶あります…あと頻繁にディスクを差し替えていた記憶がありますね…懐かしい記憶を思い出させていただきありがとうございました。
スナオ | URL | 2020/07/30/Thu 19:15 [編集]
情報ありがとうございます。
このゲーム、なぜかプレイ報告が千葉県に偏ってるんですよね。配布されたのが千葉県内だけとも思えないのですが。
それこそ吹割の滝なんて群馬県ですし。
このゲーム、なぜかプレイ報告が千葉県に偏ってるんですよね。配布されたのが千葉県内だけとも思えないのですが。
それこそ吹割の滝なんて群馬県ですし。
かける | URL | 2020/07/31/Fri 13:11 [編集]
利根川ワンダーランドの思い出から辿り着きました。
埼玉の公立小学校で空き教室にあったPCに様々な教育用ソフトがインストールされており、その中の一つがコレでした。休み時間にクリアまでのタイムアタックのような事をして盛り上がった事を覚えています。
男性主人公の「ガッツ」(安定して7前後のダメージを与えられる炎の玉を所持、野球帽を被った少年)と女性主人公の「委員長」(1~14程度のダメージを与えられる雷の玉を所持、大人しそうな眼鏡っ子)から選択してゲーム開始。
全体マップでは利根川水系の重要な地点(カスリーン台風の碑、奈良俣ダムなど)にポイントが設置してあり、クリックする事でその地点へ移動、軽く歴史に触れた後怪物(天狗などの妖怪)と戦闘、捕えられていた仲間を救出してパーティーに加える事でゲームが進行します。
「○○で子供が妖怪につかまっているようだ」などの情報を手に入れないと戦闘できない敵や、3D探索型のダンジョンがあったりとかなり作り込まれた作品でした。
埼玉の公立小学校で空き教室にあったPCに様々な教育用ソフトがインストールされており、その中の一つがコレでした。休み時間にクリアまでのタイムアタックのような事をして盛り上がった事を覚えています。
男性主人公の「ガッツ」(安定して7前後のダメージを与えられる炎の玉を所持、野球帽を被った少年)と女性主人公の「委員長」(1~14程度のダメージを与えられる雷の玉を所持、大人しそうな眼鏡っ子)から選択してゲーム開始。
全体マップでは利根川水系の重要な地点(カスリーン台風の碑、奈良俣ダムなど)にポイントが設置してあり、クリックする事でその地点へ移動、軽く歴史に触れた後怪物(天狗などの妖怪)と戦闘、捕えられていた仲間を救出してパーティーに加える事でゲームが進行します。
「○○で子供が妖怪につかまっているようだ」などの情報を手に入れないと戦闘できない敵や、3D探索型のダンジョンがあったりとかなり作り込まれた作品でした。
今更突然思い出し人 | URL | 2020/10/10/Sat 19:45 [編集]
情報ありがとうございます。思っていた以上に凝った作りみたいですね。
未だに画面写真すら見当たらない幻のゲームですが、この記事が情報集積の場として役に立てることを望んでいます。
未だに画面写真すら見当たらない幻のゲームですが、この記事が情報集積の場として役に立てることを望んでいます。
かける | URL | 2020/10/16/Fri 19:19 [編集]
仲間キャラクターで覚えているのは、男の子がガッツ、ボス、ニンジャ。女の子が委員長、ナデシコ、あとは誰だったか…
華厳の滝を調べると、滝の裏に洞窟があって、 wiz風の3Dダンジョンに入れました。ダンジョンの奥にはボスとしてヌエがいた気がします。
他には「カスリーン台風の碑」があって、水害の歴史も知ることができました。
敵としてカッパも出てきたはずです。
物語のスタート地点は河口付近で、ラスボスは山の方の源流にいた龍と記憶しています。
エンディングは8月31日で、「夏休みの宿題まだやってない!」と仲間のみんなが慌てる中、ナデシコだけ「私はもう終わってるけど…」というのが印象に残っています。
華厳の滝を調べると、滝の裏に洞窟があって、 wiz風の3Dダンジョンに入れました。ダンジョンの奥にはボスとしてヌエがいた気がします。
他には「カスリーン台風の碑」があって、水害の歴史も知ることができました。
敵としてカッパも出てきたはずです。
物語のスタート地点は河口付近で、ラスボスは山の方の源流にいた龍と記憶しています。
エンディングは8月31日で、「夏休みの宿題まだやってない!」と仲間のみんなが慌てる中、ナデシコだけ「私はもう終わってるけど…」というのが印象に残っています。
いしみず | URL | 2021/01/28/Thu 06:52 [編集]
情報ありがとうございます。
四神が出てきてラスボスが龍ということは応龍なんでしょうかね?
でもダンジョンの一つのボスは四神ではなくヌエとなると、また謎に。
四神が出てきてラスボスが龍ということは応龍なんでしょうかね?
でもダンジョンの一つのボスは四神ではなくヌエとなると、また謎に。
かける | URL | 2021/01/30/Sat 00:01 [編集]
cd riv
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こんなコマンド入力して開始した記憶が。
河童との戦闘は相撲で、掴み?を選択するコマンドバトルだったかな。
天明3年の浅間山噴火を描いた「夜分大焼之図」が出てきたと思います。
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こんなコマンド入力して開始した記憶が。
河童との戦闘は相撲で、掴み?を選択するコマンドバトルだったかな。
天明3年の浅間山噴火を描いた「夜分大焼之図」が出てきたと思います。
無銘 | URL | 2022/11/05/Sat 23:11 [編集]
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