「麻原の野望」という不謹慎ゲームに使われていた、目からウロコが落ちるほど凄いと思ったギミック。
「麻原の野望」とは、RPGツクール2000あたりで作られた、いわゆる不謹慎ゲームである。主人公は麻原彰晃で、当時ニュースを賑わしていた犯罪者たちを仲間に加え、最終目的は国家転覆という極めて直接的な悪役ロールである。当時の2ちゃんねるネタなども多分に盛り込まれており内輪ネタの傾向もあるのだが、全体としては(モチーフの好き嫌いはともかく)普通に遊べるRPGとして仕上がっている。
さてここで取り上げるのは、そのゲーム内で用いられたキー情報の隠し方である。終盤のダンジョンにはパスワードを入力することで先に進むという仕掛けがある。4つのパスワードが必要なのだが、そのうちの3つまでは直接的に得ることができる。しかし、1つは極めて巧妙な隠し方がなされているのだ。
前提として、このゲームには「うまい棒」という回復アイテムがある。ひろゆきこと西村博之の好物であり、当時の2ちゃんねるを象徴する駄菓子であった。DQの薬草、FFのポーションに相当する基本的な回復アイテムで、序盤から入手する機会は多い一方、回復手段の充実してくる終盤には空気同然となる。なおアイテム周りはツクールの汎用システムなので、各アイテムを99個まで所有可能で、持ちきれないアイテムに悩まされることはない。
その「うまい棒」を、先ほど紹介した終盤のダンジョンのザコ敵が高頻度でドロップする。既に述べたようにこの時点での「うまい棒」は空気同然であり、大抵のプレイヤーは気にもしない。強いて言えば異様なドロップ率だが、所詮は素人制作のツクールゲー、仮設定のダミーデータそのままだとメタ的に解釈する人も少なくなかったかも知れない。しかし、実はその盲点を突いた恐るべき仕掛けが用意されていたのである。
ここからはネタバレとなるが、このダンジョンで手に入る「うまい棒」は、通常の「うまい棒」とは別のアイテムなのである。つまり同名ではあってもアイテム欄では別々に管理される。ただしアイテムの自動整理はされないので、場合によってはアイテムリストの一番下に埋もれて存在に気づかないこともあるだろう。そして、このダンジョンで手に入る方のアイテム説明(カーソルを合わせただけで確認可能)を見ると、末尾に謎の4桁の数字が表示される。これこそが探し求めていたパスワードなのだ!設定としては「間抜けな兵士がパスワードを手持ちのおやつの袋にメモっていた」というところだろうか。
実に単純かつ低コスト(アイテムデータ1つ分)で実装できる一方で極めて秀逸なアイディアである。当時僕はこのゲームをプレイしていたが自力では気づけなかった。どうしてもパスワードが1つ見つからなかったので、作者のサイトで公開されていたヒントを頼りに発見した。些細なギミックだが物凄い衝撃を受けたのを覚えている。確か作者も自画自賛していたような気がする。何が凄いと言えば、前述のようにアイテム管理システムと、プレイヤーの判断という二重の盲点を突いているのだ。
このように「同名だが別種扱いの要素を用意し、その説明欄に重要な情報を隠す」というアイディアが他のゲームに使われたという話は知らない。しかし不謹慎ゲームの一発ネタとして埋もれさせておくにはあまりにも惜しいアイディアなので、ここでブログの記事にすることで一人でも多くのRPGファン・製作者に届くことを願う。
さてここで取り上げるのは、そのゲーム内で用いられたキー情報の隠し方である。終盤のダンジョンにはパスワードを入力することで先に進むという仕掛けがある。4つのパスワードが必要なのだが、そのうちの3つまでは直接的に得ることができる。しかし、1つは極めて巧妙な隠し方がなされているのだ。
前提として、このゲームには「うまい棒」という回復アイテムがある。ひろゆきこと西村博之の好物であり、当時の2ちゃんねるを象徴する駄菓子であった。DQの薬草、FFのポーションに相当する基本的な回復アイテムで、序盤から入手する機会は多い一方、回復手段の充実してくる終盤には空気同然となる。なおアイテム周りはツクールの汎用システムなので、各アイテムを99個まで所有可能で、持ちきれないアイテムに悩まされることはない。
その「うまい棒」を、先ほど紹介した終盤のダンジョンのザコ敵が高頻度でドロップする。既に述べたようにこの時点での「うまい棒」は空気同然であり、大抵のプレイヤーは気にもしない。強いて言えば異様なドロップ率だが、所詮は素人制作のツクールゲー、仮設定のダミーデータそのままだとメタ的に解釈する人も少なくなかったかも知れない。しかし、実はその盲点を突いた恐るべき仕掛けが用意されていたのである。
ここからはネタバレとなるが、このダンジョンで手に入る「うまい棒」は、通常の「うまい棒」とは別のアイテムなのである。つまり同名ではあってもアイテム欄では別々に管理される。ただしアイテムの自動整理はされないので、場合によってはアイテムリストの一番下に埋もれて存在に気づかないこともあるだろう。そして、このダンジョンで手に入る方のアイテム説明(カーソルを合わせただけで確認可能)を見ると、末尾に謎の4桁の数字が表示される。これこそが探し求めていたパスワードなのだ!設定としては「間抜けな兵士がパスワードを手持ちのおやつの袋にメモっていた」というところだろうか。
実に単純かつ低コスト(アイテムデータ1つ分)で実装できる一方で極めて秀逸なアイディアである。当時僕はこのゲームをプレイしていたが自力では気づけなかった。どうしてもパスワードが1つ見つからなかったので、作者のサイトで公開されていたヒントを頼りに発見した。些細なギミックだが物凄い衝撃を受けたのを覚えている。確か作者も自画自賛していたような気がする。何が凄いと言えば、前述のようにアイテム管理システムと、プレイヤーの判断という二重の盲点を突いているのだ。
このように「同名だが別種扱いの要素を用意し、その説明欄に重要な情報を隠す」というアイディアが他のゲームに使われたという話は知らない。しかし不謹慎ゲームの一発ネタとして埋もれさせておくにはあまりにも惜しいアイディアなので、ここでブログの記事にすることで一人でも多くのRPGファン・製作者に届くことを願う。
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