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本とゲームのレビューと雑文が中心。

地元で流行ったじゃんけん遊びについて
ネット上を探してもあまり情報がない遊びについての備忘録。
僕が小学校の低学年だった90年代初頭に、地元(千葉県北西部にある流山市)で流行った遊び。特に道具は必要としない。
基本的には2人で遊ぶ。ある程度の暴力を伴う野蛮な遊びにつき、これを積極的に行うのは男の子同士に限られる。

ゲーム自体の名称は「数字」と呼ばれた。ルールは以下の通り。

  1. すーうーじ!」の掛け声(イントネーションとしてはだんだん高くなる。音階で言えば相対的に「ソシド」に近い)とともに、グーチョキパーいずれかの拳を出す。
    (「すーうー」の時点で、お互いの右手の平を左に振るって打ち合わせる。大抵はかなり強くぶつけて気合を高める)
  2. ここで「あいこ」なら5へ。あいこ以外なら、勝敗に関係なくゲームが継続する。
  3. 次は「いちにっさん(123)!」の掛け声で拳を出す。あいこなら5へ。あいこ以外なら継続
  4. あいこになるまで「しーごーろく(456)!」「しちはちきゅう(789)!」…と続ける。10以降は語呂が悪いが無理やり発音する(「いちにっさん」に戻ることもあったかも)。
  5. あいこになったら素早く「どん!」と叫ぶ。先に言った方が勝者となる。
  6. 勝者は敗者の腕を、最後に叫んだ数字の数だけ「しっぺ」することができる。例えば「456!」なら6回。例外として初手であいこなら1回。


以前からツイッターや、それより前ではWikipediaのノートなどでこの遊びについての体験談を募ったことがあるが成果は得られていない。適当にぐぐったら派生系と思われる遊びを他所様のブログで見つけたが、それなりに進化した形のようで自分の知るものとはやや異なる。

拳遊びの歴史を鑑みると、じゃんけんに「数拳(お互いの指の数の合計を予想し、当たったら勝ち。古くは長崎拳・崎陽拳とも)」の要素を取り入れたハイブリッドなゲームといえる。自然発生なのか、なんらかの知識から派生したのかはわからない。割と余談だが、「数拳」自体は明治以降に廃れた遊びにようだが、1990年代以降は「いっせーのせ!」として2本の親指を使う遊びとしてリメイクされ、後にはバラエティ番組の影響もあり「指スマ」などの名前で知られるようになったようだ。あくまで個人的な観測結果だが、この遊びは80年代生まれには通用しても、それより上の世代には(少なくとも直接的な遊びの体験としては)ほとんど知られていない模様である。

以上、「拳の文化史」という本を読んで、たまたま思い出したので記事にした。


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