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ポケスタ金銀による世代間ドリームマッチについて
いわずと知れた名作『ポケモンスタジアム金銀』の、あまり語られない魅力について。
ポケモンスタジアム金銀は、当時までに発売されたGB版のポケモンシリーズ本編全てに対応している。今日において「第二世代」と括られる金・銀・クリスタルバージョンはもとより、前世代である赤・緑・青・ピカチュウバージョンにも対応している。

前作のカートリッジから直接ポケモンやアイテムを管理できるのはもちろん、スタジアムバトルや対人戦に参戦することすら可能なのだ。もちろんルールやパラメータ処理(特殊→特攻・特防)は金銀準拠となるが、レベルや種族がルール条件を満たしていれば金銀クリスタルと全く同じように戦うことができる。

もっとも、わざわざ前作のカートリッジから出場するメリットはない。使用ポケモンや技の種類が制限されるだけの縛りプレイでしかない。一応、ピカチュウ版の同IDピカチュウを使うと大谷ボイスが出るという前作から引き継いだご褒美はあるものの、戦闘で有利になる要素はない。「初代しか持って無くてもスタジアムで遊べる」というメリットはあるが、わざわざ64本体とポケモンスタジアム金銀を買い揃えるような人が、金銀クリスタルのいずれも持っていないというケースが考えられるだろうか。

しかし、ポケスタ金銀を購入するようなヘビーユーザーから見ればそうなのかも知れないが、その外に目を向ければ話は変わってくる。知っての通り、金銀は何度と無く発売延期が繰り返されたソフトである。最初期のスケジュールでは1997年末ごろに出るはずだったのだが、結果としては2年も遅れてしまった。その間にポケモンから離れた人というのは決して少なくなかったのだ。

「初代はそれなりにやりこんだけど、金銀は持っていない」。そんな人であってもポケスタ金銀があれば一緒に楽しむことができる。CP操作の敵に挑んだり、金銀を相手に直接対戦することだってできる。現役のプレイヤーと、初代から時間が止まっているプレイヤー。そんな2人のドリームマッチを可能にするのが本作というわけだ。

個人的には、このような形で「現役ではないプレイヤー」と対戦を行ったり、それを見た記憶はないのだが、ミリオンヒットを達成した本作なので、日本のどこかでは見られた光景であると信じている。そう信じられるだけでも夢のあるシステムといえる。なにせ、それ以降のシリーズを通してみても、異なる世代のソフト同士で対戦が可能になった例というのは皆無なのだから。

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