FC2ブログ
本とゲームのレビューと雑文が中心。

【けものフレンズ】 吉崎観音黒幕説の可能性を追求
「黒幕」という言葉のイメージが悪いが、ここでは「例の騒動の原因は吉崎観音先生にある」程度の意味。先に書いておくが、吉崎先生を悪玉だとする内容ではない。受け取り方次第となる部分はあるだろうけど。中途半端だけど2017年のまとめとして、備忘録的にUP。

また関連記事へのリンクは、なるべく有志のまとめサイトである「けものフレンズちゃんねる」にしている。複数の関連記事にリンクしている上、発表当時のファンのコメントが読めるのは騒動を多面的に見つめる上で重要だと考えたからである。

以下、基本的に人物の敬称は略すが、役職などは便宜上つける場合がある。
たつきを2期の監督から降ろす意向が吉崎観音のものだとしたら、その動機はなんだろうか。自身とつながりの深い会社に利益を誘導するため?あるいはたつき監督の才能に嫉妬したため?おそらく正しくない。ありうる理由としては「けものフレンズの理念を守るため」といったところだろうか。

アニメ放送中のインタビューで語られたことだが、当初吉崎観音は企画及びデザイナーとして自分の名前を出すことすら反対していたという(記事リンク)。原作は動物であって作者ではないという発言は何度となく行っている。また、何かのインタビュー(円盤つきガイドブックだったかな?手元にない)では「今目立っている人だけでなく、反対側にいる人も気にしている」というような発言もしていた。自分自身も含めて、特定の人物ばかりにスポットが当たるのを良しとしていないようだ。

それを踏まえると、9月末から吉崎観音が沈黙しているのも理解できる(プロジェクトの顔としての責任という観点から適切であるか否かはまた別の問題である)。たつきという巨大な柱が「外された」ということが公言されてしまった以上、自分の発言はクリエイター側としては唯一の言葉になってしまうわけであり、それは避けたいという事情があったのだ。

また、たつきによるアニメ版は、時系列上は漫画やアプリの未来の出来事である。ジャパリパークから人が消えた後のポストアポカリプス的な世界観については、当初からアプリ版のファンから反発があったように記憶している(アプリ版の大団円の後に崩壊した未来を見せられたという点で)。ファン心理への配慮もそうだが、未来のジャパリパークを描写しすぎることで、今後の派生作品の創作の幅を狭めてしまう可能性がある。

今夏に行われたコンセプトデザイン展では、アニメ版世界のよりシリアスな設定が公開されたようだが、「コンセプトであり設定とは限らない」的な注意書きもあったそうで、これはある意味で「設定を供養する」ような意味合いもあったのではないかと思う(自分は行ってないので、例によってまとめ記事を参考に)。

この問題の根が深いところは、吉崎観音が金銭や名誉欲で動くような人間ではないという点だと思われる。一部ニュースサイト(ニュースとは名ばかりで出所不明な怪文書だったが)やファンの主張や予想がすれ違ってばかりなのは、俗っぽい悪意から始まった騒動だと決めてかかっているからであろう。逆に善意から始まった行き違いだとしたら、不条理な流れにも多少は納得ができるのである。

おそらく吉崎の理想としては、「フライによる漫画」「たつきによるアニメ」「声優自身が演じる舞台」「新デザイナー(名前は未公開?)による"ぱびりおん"」「新監督による次期アニメ」にように、様々なクリエイターによる「けものフレンズ」の共存である(ガイドブックのサーバルの世代交代で、フライ風とたつき風を並列に扱っていた点からもわかる)。特定のキャラデザインのみが目立つ状態を良しとはしないのではなかろうか(「特定のデザインを目立たせないためならぱびりおんのデザインを統一したのはおかしい」という意見を見たが、作品内のデザインを統一することはクオリティ向上に必要なことであり、作品間での多デザイン併存とはまた別の問題である」)。

もちろん、公式で展開する各種コンテンツに交じって、ファンによる独自の創作すらも入る余地があるだろう。どのような形であれ「けものフレンズ」を知り、それを通して動物たちに興味を持ってもらうことこそがプロジェクトの理想なのではないだろうか。

もっとも「吉崎が悪い」という前提でつじつまを合わせても矛盾点はある。まずヤオヨロズ側(たつき及び福原)のツイートと、たつき騒動を受けてのけものフレンズプロジェクトの公式見解の食い違い。少なくともどちらかが嘘ということになるのだろうが、虚偽の報告をすることで後々そこを突かれてしまうことを考えると理解しがたいのである。よく言われるのは12.1話や同人誌が問題になったという点だが、それならば許可を出してしまった側も同程度の責任があるはずである。

また、単に「次回のアニメからは外れてもらう」程度のことなら、主要声優や公式ツイートがたつきに関して、まるで腫物であるかのように一切触れなくなったのが不気味なのである。特にTwitterトレンド大賞については、たつき個人ではなく「けものフレンズ」という作品に対しての受賞であるにも関わらずだ(ただ、それならそれでなぜ露出機会の多い声優等を差し置いて監督のみが呼ばれたのかも疑問になるが)。

おそらく、吉崎自身の意向を直接伝えてしまうと角が立つので、関連企業を間に通すうちに真意が捻じ曲げられて理由が捏造され、声優事務所などが過剰に配慮しているといったところだろうか。いずれにしても、現状は情報が少なすぎて憶測が憶測を呼ぶ状態である。

---

以下、余談だがせっかくなので。

ツイッターや掲示板でのファンの書き込みを見る限り、「角川関連やその他の出資者のお偉いさんの意向」という説が根強いが、個人的にこの可能性はかなり薄いと思われる。まず角川関連でいえば、カドカワ株式会社の代表取締役社長、つまりグループのトップである川上量生が憂慮している(記事リンク)。他にはテレビ東京の社長が立場を超えたコメントを発している(記事リンク>)。他にも福原Pのツイートに出てきたKADOKAWAの井上専務など、多数のお偉いさんが現状を好ましく思っていない。もはや経営者サイドの力では収束できなくなっているのは明白である(逆に聞きたいが、お偉いさんサイドの意向であると主張している人は誰を犯人に想定しているのだろうか?)。

コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL

Copyright © 【かけるのブログ】. all rights reserved.