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風来のシレン(1作目・SFC)発売前情報
古本屋でたまたま見つけたファミコン通信(1995年1月6・13合併号)に、初代『風来のシレン』の発売前情報が載っていた。製品版『風来のシレン』は同年の12月1日に発売されたので、記事は約1年前の情報ということになる。
貴重かつ他所で見たことがない情報なのでこのブログで紹介をしてみる。大きい画像はサムネイルをクリック。

参考:SFCシレンwiki - 没データ
 ※上記wikiからこの記事へリンクを貼ったのはブログ主本人です。
SFCシレン1

1ページ目は概要紹介。残念ながら「前号」は見つからなかった。ストーリーは製品版と同じだが、画面写真ではいきなり癒しウサギがカーバンクル名義で登場(確か製品版にもLv違いモンスターとしてデータの痕跡があったはず)。マップも森型のランダムダンジョンで、『月影村の怪物』に出てきた「変化の森」を髣髴とさせる。

どうでもいいが「トルネコは職人だから」という誤植発見。

SFCシレン2

前作を引き合いに出しつつシステム解説。上の写真で装備してるのはブフーの包丁(開発中は「鬼包丁」だったという情報あり)とバトルカウンターかな。「渓谷の宿場」はまだ建物などのデータがないので(?)入口だけ。それにしても「迷いの森」とはいかにも仮名っぽいダンジョン名だ。

SFCシレン3

店と泥棒の紹介。ほぼ製品版通りだがウィンドウ構造が洗練されておらずセリフもやや異なり、盗賊番が「警官」、番犬が「警察犬」の名義で登場(これはカーバンクルと違って製品版の没データにはない名前のはず)。あとは地味に隠し通路の仕様にも触れている。

巻物のグラフィックが製品版と異なる。開いた状態なので、トルネコのドット絵の陰影を強調した形。それと非常に細かいが、右上の写真では「しあわせ草」のウィンドウの下にパンのようなドット絵(ご丁寧にもトルネコとは違う)が見える。そこから、シレンというキャラや世界観を作る前にグラフィックのデザイン(主にトルネコの頃のドット絵の立体感を強調するもの)をしたことが伺える。

SFCシレン4

全滅の巻物!!ゲーム内はもちろん攻略本ですらろくにヒントがなかったのに、当時多くのプレイヤーが見つけていたのはこの画面写真のおかげなのだろうか。ちなみに製品版でも内部的に存在するようだが、わざわざ「全滅」の文字が伏せてあるらしい。そして「増加の壷」という見るからにヤバい没アイテムが映っている。

地味なところでは腕輪のグラフィックが違ったり、緑色のマスターチキン(製品版でも、Lv1扱いの「マスターチキンX」としてダミーデータがある模様)。ちなみに、「3Fでマムルと癒しウサギ(カーバンクル)と緑色のマスターチキンのみが出現するダンジョン」は製品版にもデータが残っているらしい(いわゆる「第五ダンジョン」)。当時作られたデバッグ用データの名残が生きているのだ。

ところで冒頭の文章にも「パン」が登場。この頃はまだおにぎりではないようだ。おにぎりより優先される二面地蔵の谷って…。

SFCシレン5

兵隊アリが軍隊アリ名義、かつ「列を組む」という製品版では没になった性質を持っている。確か中村光一氏への発売前インタビューでも触れられていた仕様(ゲームスタッフリスト、インタビューまとめ保管所にて書き起こしあり)。色々と処理が面倒そうだし、穴掘り能力と合わせて地形が滅茶苦茶になりそうだからオミットされたのだろうか。

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