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初代ポケモンの難所について
ポケモン20周年をきっかけとした、それぞれのプレイヤーの「はじめてのポケモン」話があちこちで盛ん。僕は初プレイが小6で、しかも既にDQやFFシリーズに慣れていたのだが、RPGに不慣れなプレイヤーから見たポケモンはどういうゲームだったのだろうか。
そこで思いついて、ツイッター上で以下のようなアンケートを採ってみた。
poke_anke1.png


項目が少ないのは、設定上4項目が上限だからである。

まず1つ目「家から出られない」。これはRPG慣れしたプレイヤーには考えられないと思うのだが、実際にそういうリプライを得たのがアンケートを採るきっけかの一つであった。考えてみれば、ポケモンにおいて家のデザインはあまりにも抽象的で、玄関を示す記号がマットしかなく、見た目上は一般的な家庭の玄関の形をなしていない。「家なら出口があるだろう」「少し変わったところにぶつかったり調べたりすれば何とかなるだろう」というのはゲーム慣れしていないと出てこない発想かも知れない。実際、開発者のどなたか(杉森さんだったような気がする)が親にポケモンをやらせたら、まず家から出ることすら出来なかったという話をインタビューで見た覚えがある。

そして2つ目「カスミに勝てない」は、謎解きなどではなく純粋な戦闘難易度。バブル光線の威力は驚異的で、タイプ相性を利用して抑制(具体的には、草か水を出す)しないと到達時点では困難である。特に水対策としてピカチュウを育てていた場合、やる前にやられる事も多い。ハナダジムは「ハナダ到着直後」「マサキ訪問後」「サントアンヌ攻略後」という、大きく分けて3つのタイミングで挑戦することができるのだが、ニビジムへの強制送還を経験していると到着直後にこなす必要があると誤解してもおかしくない。

3つ目は「カードキーが見つからない」、リアルタイムで迷ってる人が多かった覚えのあるポイント。進路を塞ぐワープポイントを踏んだ後にまた戻って先に進むというのは、やはりRPG慣れしているプレイヤーなら真っ先に探索するルートだと思うが、ワープで移動した時点で移動先の探索を優先してしまうのが自然かも知れない。

以下「その他」票、あるいは票外として寄せられた意見と、それについてのやり取りをまとめ直したもの。

「タケシに勝てない」
本当は選択肢に入れたかったが4つまでなので抜かしたもの。予想通り複数人から寄せられた。ゼニガメ、あるいは過剰にLvを上げたフシギダネでも無い限り、シリーズ通してもかなり特殊な性質である「我慢」を突破する必要があるので、せめて何らかのヒントセリフは用意すべきだったと思う。

「オーキド博士が見つからない」
マサラタウンの中を真面目に探そうとすると会えない。もっとも、それを見越して町自体をかなり小さくしたのだとは思うが、探せと言われたのに見つからずに途方に暮れる可能性はある。「現状で解決できない問題があったらひとまず後回しにして先に進む」というのもRPGの基本的な攻略法ではあるが、やはり慣れていないと最初の壁でつまづくのかも知れない。

「ヤマブキシティに入れない」
これに関する直接的なヒントは実は説明書にあり、通常の回復アイテムとは別に「のどが乾いたら」ということで飲料系が紹介されている(VC版の説明書でも別扱いである)。ここからのどの渇きについてのシステムやイベントがあると想像でき、売っているのを見たら買っておこうと判断するだろう。もっとも、それに気付かなくてもタマムシデパートでは屋上に「自動販売機」があると案内され、さらに安価なアイテムとして販売されているので、ゲートの存在を意識していなくても買うプレイヤーは多かったと思われる。

「セーブができない(「レポート」の意味がわからない)」
DQシリーズの「冒険の書(王様に会ったり、教会でお祈りすることで冒険の書に記録→セーブする)」という仕組みの偉大さが良くわかる。セーブという概念自体に不慣れな層に対する配慮はやはり足りなかったと思う。オーキド博士が「レポートはこまめに書いておくのだぞ」みたいなセリフ一つあればまだ違ったかも知れない。

「クチバジムの仕掛けが解けない」
まずゴミ箱が怪しいし、実際に直接的なヒントもトレーナーから聞けるのだが、ランダムなので運が悪いといつまで経っても当たりを引けない。最近の調査によって(本来は隣のはずの)2つ目のボタン位置が妙な場所に設定されることも多いと聞いた。単純な総当たりで解決するわけではないというのが厄介か。

「ふたごじまの仕掛けが解けない」
怪力を覚えて最初に使うであろうダンジョンなのにやたら高度なことをさせられる例。マサラ経由でスルーすることが出来るのが救いか。またチャンピオンロードのほうの岩の仕掛けも、階段を移動するとリセットされる(しかも岩を転がす進路上に階段がある)というのが意地悪だと思った。

「ハナダのバッジおじさんの中庭から戻れなくなった」
単に出たところから戻ればいいのだが、ちょっとド忘れすることもあったのかも知れない。なお同じくハナダシティには「泥棒に入られた家」という、特に目印も無いのに裏側から出入りできる家というのが存在する。以降にはそのような場所は存在しないのだが、「家には裏からでも入れる可能性がある」という役に立たないヒントを植え付けてしまうという罠になっている。ちなみにタマムシマンションについては、まず表から入ることで裏口の存在を知り、なおかつ裏口も木々の隙間というわかりやすいデザインになっているのでハナダとはまた事情が異なるだろう。

「低レベルのコクーン等のPTでカンナの部屋でセーブしてしまい、勝利も全滅も出来なくなった」
番外編。カンナの先鋒であるジュゴンが、毒タイプ相手にはAIの関係で「眠る(エスパータイプ)」を最優先するので、倒すことも全滅することも出来なくなったという話。結局この方はピジョットで強引にジュゴンを突破してパルシェンに無事(?)全滅させてもらったようだが。厳密には悪あがきが出るまで粘れば強制全滅も可能なのだが、ポイントアップのバグによってそれが出来なくなった可能性もある。なお、カンナの部屋でのハマりを回避するには「いい釣り竿」と「ポケモンの笛」のコンボが有効。ニョロモにしてもトサキントにしても全タイプにダメージを与えられる技を持っているので、ポケモンの笛で何もせずターンを消費し続ければどんなパーティも全滅させてくれるのだ。

関連記事:初代ポケモンがRPGとして斬新だった点
僕自身のポケモン第一印象みたいなもの。

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