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初代ポケモンの主人公とライバルの名前について
いつから「ポケットモンスター 赤・緑」の主人公の名前がレッドで、ライバルの名前がグリーンになったんだ?

確かに赤版の説明書においては、ストーリー紹介のページで主人公を「レッド」、ライバルを「グリーン」としているが、それは赤だけの話である。緑では当然入れ替わっており、「グリーン」と呼ばれるのは帽子を被った主人公のほうである。

もちろん気持ちはわかる。公式の派生作品では、大抵は主人公に「レッド」、ライバルに「グリーン」の名が与えられていた。ぱっと思いつくだけでも穴久保版(厳密には「赤井勇」「緑川開」のニックネームのようだが)、ポケスペという二大巨頭がそうだ。金銀においてNPCとして登場したときも同様で、最近制作されたアニメ「ジ・オリジン」でも然り。

しかし、それはあくまで派生作品や続編の話であり、「ポケットモンスター 赤・緑」という括りであれば主人公とライバルに特定の名前は存在しない。各バージョンにしてみたところで、レッドとかグリーンとかいうのも説明上の便宜的な名前に過ぎず、実際のゲーム画面において名前選択カーソルのデフォルトは「じぶんできめる」である。主人公の名前はプレイヤーが決めるものなのだ。

商品展開の都合上、広く知られている名前を使った方が有利というのもわかる。しかしポケモン赤緑の発売20周年記念の商品として出すのであれば、後から定着してしまった名前を当然のように商品に付けるというのは、ネイティブなプレイヤーの気持ちに対する配慮に欠けているのではないかと思う。

我ながらかなり面倒臭い主張だと思うし、そもそも買うつもりのないグッズについてとやかく言うのもアレなのだが、初代ポケモンというゲームに思い入れのある一人としてどうしても言いたい事だった。このグッズに限らず、「初代ポケモン主人公」を指す名称としての「レッド」が定着していること自体に対してもずっと気になっていた。同意を求めることもしないし、商品名の変更を求めるわけでももちろん無い。ただ「気になっている」ということを表明したかっただけである。



↑特に当時緑を選んだプレイヤーは、主人公名が半公式的に「レッド」にされることに対して抵抗感があったんじゃないかな、と思う。

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余談だが、ポケスペにおいて「レッド」にフシギダネを、「グリーン」にヒトカゲを使わせたのは、主人公に赤と緑の要素を混在させる良い判断だったと思う。またライバルが選ぶポケモンという点でもゲームの設定に準拠している。キャラクターの名前だけが一人歩きしがちだが、本来レッドとフッシーは不可分の存在であり、2つ揃って「赤と緑」を体現していたのだ。

これはアニメ版でも同様であり、最初にピカチュウを使わせたこと、いわゆる御三家を順番に仲間にしていくことなど、バージョンやゲーム内の選択肢に対して可能な限り中立であったことが伺える。「サトシ」という名前がそもそも赤版における候補であること、ヒトカゲがリザードンまで進化しカントー編の主要ポケモンになっていくこと(特に「ミュウツーの逆襲」において、ゲストのフシギバナ・カメックスとサトシのリザードンが並び立っていたあたりは象徴的)など、全体的な傾向としてはやはり売れ行きが良かった(所持者が多かった)赤が優遇されているのはまあ仕方ないとしても。

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