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「初代ポケモンのスロットの景品交換所はリアル」という誤解について
よく見る「景品交換所がスロットコーナーとは別の建物になっているのはリアルのパチンコ・パチスロ店のようだ」という発想は誤りである。
なぜなら、リアルのパチンコ・パチスロ店(以下面倒なので単に「パチンコ」で通す)でも「出玉(メダル)を景品に交換する窓口」は店内にある。別店舗扱いなのは、そこで交換可能な特殊景品を買い取る(換金する)店舗である。特殊景品とは、カード状のケースに収められた金(Gold)が一般的。詳しくは「三店方式」で調べればいくらでも出てくる。ここではパチンコ自体の是非については論じないが、以上については一般的な教養だと思う。

ポケモンの場合、コインを景品に交換する窓口がなぜか店外にあるというおかしなことになっている。本来、コイン→景品の交換は店内で行うはずであり、遊戯用のコイン(これもリアルでは「メダル」と呼ぶのが正しい、「コイン」だと貨幣の意味になるから)は原則として店からは持ち出さないのが前提だ。

ポケモンのシステムでリアルなパチンコを再現するなら、あくまでも景品交換所は店内に用意した上で「特殊景品」を出し、その換金所を隣りに作れば良い。ちょうど「金の玉」というロケット団繋がりのアイテムがあるので、これを特殊景品ということにするのが良いだろう。

ゲーム内での金の玉は普通の店でも5000円で売ることができるが、専用の換金所では金の玉を5000円より高く買い取るようにすればいい。リアルでも本来の金相場より高額なのが基本のようなので実にそれっぽい。例えば、金の玉をコイン500枚(1万円)で交換できるようにした上で、その金の玉を1万円で買い取るようにすればそれは「等価交換」である。

以上のようなシステムは単にリアルの再現に留まらず、スロットに興味のないプレイヤーに対してもスパイスとして機能する。例えば序盤で手に入れた金の玉を普通に売るのか、スロット換金所が登場するまで温存しておくのかという選択。あるいは手持ちの現金をコイン経由でアイテム化することにより、ポケモンに持たせて「送金」、ボックスに「貯金」することもできる(初代では持ち物システムは無いし、1万単位では手間がかかりすぎるから価値を増やした「でかいきんのたま」の出番か?)。

もちろんポケモン以外のRPG(特に現金賭博を大っぴらに描きづらい現代もの)であっても、このような換金システムというのは応用できると思う。ゲーム作りのヒントというのは身近なところに転がっているということだ。

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