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書評:夏のロケット
爽快感溢れる大人の青春物語。



各分野の第一線で働いている壮年達が再集結して、高校時代の夢だったロケットを自分たちの力で打ち上げようとする話。
それもおもちゃレベルではなく、実際に大気圏を突破するようなもの。そして、彼らの最終目標は、人類未到の地である火星への有人飛行だ!

……正直言って荒唐無稽な話なんだが、現実にあり得そうと思ってしまう程度の荒唐無稽さなのが良い。大人のための童話であり大人のためのジュブナイルだ、と思った。登場人物は個性的かつ魅力的で、ストーリーも波乱に富み、娯楽性も抜群。

ロケットの技術的な話があちこちに出てくるが、それに詳しくなくても楽しく読み進められた。詳しい人が読んだらまた別の感想が出てくるかも知れない。

最近読んだ小説のなかでは読み終えた後の気分が一番よかった。夢を失いかけた大人達に贈る。

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