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【ポケモン】マサキの名字について
ポケモン預かりシステムのマサキのフルネームについて。まとまった資料が無かったので。
結論から言えばソネザキ マサキが設定としては正しい。初出は恐らく1996年4月初版の攻略本「ポケットモンスター図鑑」である。リンク先(当ブログのレビュー)にもあるように、設定資料集としての面も持った攻略本であり、他にもポケモンの生態をはじめ、オーキド博士の下の名前(ユキナリ)や、ポケモン学の祖であるニシノモリ教授といった名前など、後のゲームやアニメ・映画版に引き継がれている設定も多い。

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一方、別の説として「木戸(キド)」なる名字が話題に出ることが稀にだがある。こちらのソースは「大人にもわかるポケモンカード戦略(1997年3月)」である。著者としてクレジットされている他、著者近影としてゲームキャラのマサキのイラストがあったと記憶している。「キドからソネザキに変更された」という人もいるが、カードゲーム自体のリリース(1996年10月)を考えても、少なくとも世に出たのは「ソネザキ」のほうが先である。

より直接的には、1997年夏の「ポケモンワンダーランド」(当初は単発企画だったが、実質の創刊号)において、その著者名とゲーム内のマサキがはっきり結び付けられている。現在は入手困難なので(一応Amazonのカタログにはあるんだけどね…)写真にて該当部分を引用する(四コマ漫画の柱)。



「木戸柾紀」というポケモンの世界らしからぬ漢字表記のフルネームから、あたかもこの名前の人物が実在し、それがポケモンのゲーム内人物の元ネタであるかのような書き方だが、実はそう単純ではない。なぜなら「木戸柾紀」なる人物は、どうやら実在していない模様なのだ。例えばポケカ関係者が勢揃いしている「ポケモンカードGBオフィシャルガイドブック」や、ポケモンビジナス全般を扱う「ポケモンストーリー」においても、この名前の人物は全く登場していない。つまり著者名としての木戸柾紀は、ゲームキャラにちなんだ偽名あるいは共同筆名だと考えられる。

以下の商品リンクも参照して欲しいが、新装版において表紙の著者名は「木戸マサキ」となり、よりゲーム内人物らしい(つまり実在感が薄い)名前となっている。



なぜ先出である「ソネザキ」に合わせなかったのか。単純にゲームフリーク(「ポケットモンスター図鑑」では、とみさわ昭仁氏を始めとするゲーフリ社員が文章執筆に関わっている)とメディアファクトリーで資料の共有がなされていなかったと考えるのが自然ではあるが、メタで割り切ってしまうのも味気ない。二次創作のアイディアとしては、どちらかを「ペンネーム」あるいは「旧姓」等として、どちらでも通用するという設定にしても良いだろう。

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