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書評:ドラゴンクエスト 冒険の歴史書
DQシリーズ25周年記念書籍。1から9までの各作品と各種の外伝を振り返る。

冒頭にあるのはシリーズ年表。1986年から2011年までの出来事を振り返る。ゲームの発売はもちろん、各種イベントや受賞歴、主な関連グッズの発売、海外版のリリースなど、かなり細かい内容。こうやって見ると90年代後半は寂しい時代だったんだなぁと実感。

主な内容はシリーズの各作品の解説。登場人物(些細な脇役、名前だけの人物、初期作の内輪ネタキャラも含む)解説から始まって、スタートからエンディングまでのストーリーにも触れている。キャラなどのイラストは近年のデジタルリファイン版が中心なので少し残念だ。1~3に関してはSFC版の時のアナログイラストが中心ではあるけれど。

使われている画面写真はリメイク版での追加要素を除くと基本的にオリジナル版のものだが、説明文にはリメイク版との混同も見られる。DQ3の性格システムが当初から存在したようになってたりとか。画面写真の主人公の名前が「えにくす」では無いセミデフォルト名っぽいのはどうしても好きになれないが最近の方針だから仕方ないか。

ストーリーについてはDQ3の結末や、各作品の隠しボスにまで触れている一方で、DQ5の王子・王女の素性はぼかされていたりして、ネタバレ対策の基準がよくわからない。しかも後者については人物相関図で主人公とフローラの子であるかのように表記されている(ちなみにイラストは金髪)。

面白いのはシリーズごとの要素の比較。シリーズ別のメタル系の倒し方や、特技や呪文の効果の変遷など。水着系アイテムによるグラフィックの変化特集では、なんとMSX版DQ2のあぶない水着のビジュアルシーンも掲載。公式書籍に掲載されたのって今回が初めてではなかろうか。裏技特集でもあまり過激なものは無いが「ゾーマにベホマが有効」などの情報が公式に読める時代が来るとは。DQ4でメタル系に聖水を使うという技も「初回ROMのみ」という注釈無しで載っていた。やはりバージョン違いの話は都市伝説だったのか!?

外伝情報に関しては予想外に充実。モンスターズや不思議のダンジョンはもちろん、既に配信が終了した携帯アプリにまで触れている(というかモンスターズモバイルって現役稼働してたのか……)。

全体的には、昔を懐かしんだり、知らなかった情報に触れられたり、ミスに突っ込みを入れてみたりと一通り楽しめる1冊。内容が重なる部分もあるが、25周年記念ブックと合わせて持っておきたい。

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