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書評:魔法少女まどか☆マギカ(小説版)
2011年、最も話題になったと言ってもいいアニメのノベライズ。



(初回限定版だが、特典欠品につき小説のみのレビュー)
先に告白するが、ブログ主はアニメ本編を完全には見ていない。周囲の人が話題にしていたりパロディ動画などを見ているうちに興味が沸いたところで震災で放送中止、その間にあらすじを追いつつ、最終回の連続放送で初めて本編をまともに観て大いに唸り、感想でも書こうと思っていたが、言いたいことは既に誰かが言っているという現状…。

それはさておき、今回は改めて小説版を読んでみることに。アニメの1話が小説における1章に当たる。回想回である10話を除くと、全てまどかの一人称視点で物語は進む。地の文が丁寧語の文体で、等身大の女の子らしさを前面に出しているのが特徴。とにかく健気なまどか。

ストーリーは基本的にアニメ同様だが、まどか視点で進行するためいくつかのシチュエーションに変更あり。本来まどかがいない場面では、キュゥべえを介したテレパシーで遠隔会話が出来たり、あるいは魔法や夢によって追体験する等。こう書くと強引なアレンジのようだが、元の設定が設定だけに違和感無く収まっていたと思う。

全編を通したキーワードは「友達」。特にまどかとさやかの関係の描写に力が入っていると思った。小学生時代の回想(小説オリジナル?)が挿入されたりもするので感情移入が強くなる。例のシーンはとっくに展開を知っているのに思わず涙ぐんでしまった。もちろん最終回も同様。

地の文とテレパシーのおかげで登場人物の心理がダイレクトに伝わるのが多少くどくて人を選ぶかも知れない。アニメ版は背景やBGMを駆使した間接表現が多かったからなおさらに。ひとつの小説として鑑賞するより、アニメ版を見た人(あるいは自分のように、せめてあらすじは知っている人)が、物語をより深く味わうためのツールとして読んだ方がいいかも。「まどかマギカ」を全く知らない人に読ませて感想を聞いてみたい気もするのだが。

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余談。Amazonでこの本が書籍ではなくPCソフト扱いなのは、いわゆる「書籍」では無い(ISBNが存在しない)ため。この商品登録はある種の裏技というか、苦肉の策というか、とにかく特殊な形である。シューティングゲーム扱いなのは誰の仕業か知らないが遊び心を感じる。

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