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書評:ポケットモンスター図鑑
赤緑時代の資料集付き攻略本。


正直、攻略本としての出来は悪い。
マップ画像はあっても階段のつながりは書いていないし、技データは初期の攻略本に特有の間違いだらけ。それでもこの攻略本を推奨する理由は、ずばり「事実上唯一のポケモンの設定資料集」だから。

まず大きめのイラストと共に、ゲーム中の図鑑解説文をより充実させたポケモンの説明がある。現行シリーズにおいても、ニドラン♀は進化するとタマゴを産めなくなるが、その設定の初出は本書である。超能力少年が変身したというユンゲラーのトンデモ図鑑文を「…という小説があったのさ」で解決したのは力業だけど上手だと思った。もともと図鑑の説明文は、生物学というより博物学的な記述が多かったし(スタッフの中に、荒俣宏の「世界大博物図鑑」とかが好きな人が絶対いると思うのだがどうか)。

巻末にはマサキやオーキドのインタビューという設定で、ポケモンの世界を深く解説している。彼らのフルネームや、「ニシノモリ教授」にまつわるモンスターボール開発秘話の初出も本書である。

さらに開発者インタビューも充実。通信交換や対戦システムのきっかけや、開発途中の容量増加など、様々な話が収録されている。ポケモン開発中の話は色々な本に掲載されているが、要点をコンパクトにまとめてあるという点で一番おすすめできるかも。

ポケモンを考察したり、二次創作を書くなら、最低でもこの本くらいはチェックしておいて欲しい。今でも決して色あせない世界がここにある。

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ごく一部で言われている「ファイヤーは♀」という説のソースはこの本でしょうかね?
他にソースらしき本があったら教えてほしいです。
一応この本のファイヤーの項には「彼女の燃えるような羽は~」という記述がありますのでそれかなと。
「彼女」を無生物に対して使う用法についても考えましたが、軽く調べた限りでは鳥類に対して使うのは一般的な用法ではないようですし。
まあもっとも、ニドランなどと違って続編に引き継がれていない死に設定ではあるのですが。
ASPEAR | URL | 2016/11/28/Mon 01:05 [編集]
単純に手塚治虫の「火の鳥」ネタでしょうね。
炎属性の鳥というモチーフなので、かの「火の鳥」のイメージと重ねたのでしょう。

文化的には、一般に「伝説の鳥」は孔雀の雄などがモチーフになっていることが多く、
また本来が地母神である竜蛇と対立することが多いという意味でも男性的なニュアンスが強い気がします。
だからこそ敢えてイメージを逆転させた手塚治虫の「火の鳥」は印象的なキャラクター(それこそある世代であれば類似モチーフから彼女を連想するのは当然と言わんばかりに)だったのではないかと。
かける | URL | 2016/11/28/Mon 15:54 [編集]
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