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書評:アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
核戦争後の世界で繰り広げられる、前科者アンドロイドと人間のハンターの戦いを描いた有名SF小説。
ちなみにブログ主はこれを原作とした映画「ブレードランナー」はまだ観たことがない。それを前提で以下のレビューを。


現代の目で見ると科学技術がいびつな発展を遂げた世界が舞台。宇宙開発やロボット等と比較して通信関係などが未発達な典型的なレトロフューチャー世界。死の灰が降り注ぐ荒廃した世界でも、平和や秩序が保たれてるという設定は興味深い。

一般に評価は高いみたいだけど、個人的な評価はいまいち。本来は殺人・逃亡を犯したアンドロイドとハンターの対立のはずだが、次第に「生物とアンドロイド」を対比させる展開になっていく。アンドロイドであること自体が悪であるかのような。裁かれるのは罪を犯したからじゃないの?論点がずれてるんじゃない?

前科アンドロイドに感情移入させておいて、終盤は一気に憎まれ役にするという急展開も変。やっぱり悪は裁かれるべきなのか?ならそれでいいんだけど、だったら中盤の展開はなんだったの?

あと、戦闘描写がお粗末。いくら何でもアンドロイドが弱すぎる。殺人を躊躇しない上、一撃で(少なくとも)再起不能にするレーザーや神経操作装置まで持っているのに。ちょっとご都合主義にも程があるんじゃないだろうか。

正直、アクションとしても人間ドラマとしても半端な作品だっと言わざるを得ない。舞台設定は良かったけど、葛藤しつつアンドロイドと戦う主人公という展開には無理があったと思う。

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