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書評:妖神グルメ
ラヴクラフト×料理という異色すぎる小説。

主人公の高校生はイカモノ料理の達人。あらゆる生物はおろか、ゴミのようなものですら食材として究極の料理を作り出す。彼の料理を妖神の復活に用いようとする教団と、それを阻止せんとする政府に翻弄されつつも、料理以外の事は無頓着なので成り行きに任せて乗り切ってしまう。そんな彼に世界の運命がかかっている!

主人公の設定はもちろん、取り巻く状況からして荒唐無稽な要素だらけだが、無闇にどたばたさせずに真面目に書いてる。イカモノ料理ではあるものの、人々(あるいは人でない者達)を唸らせる料理の本質は「故郷の味」なので、妙なところで王道の料理物語だったりする。

いわゆるクトゥルフ神話をベースにしているが、ラヴクラフトの原典の味を大切にしているとのこと。確かに作中で語られる過去の出来事として、ラヴクラフト作品で描かれた場面が多く登場している。しかし直接的な戦闘シーンやスプラッタ描写が多いのは違う感じがした。世界に物理的な影響を与えすぎだろうと。

タイトルと煽り文を見て、邪神を料理しまくる話だと思ったらちょっと違ったので肩透かしを食ったけど、割と面白く読み進められた。そして最初の期待はラストシーンで叶えられることになるが、こんな形だとはちょっと予想外。

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初めまして、
GBA-DSのダブルスロット一覧から通りかかりました

まさか大好きなクトゥルフ神話の本のレビューがあるとは…
いつか読んでみたいっす(^.^)
ナナシの実 | URL | 2011/08/05/Fri 08:19 [編集]
初めまして。
実はラヴクラフト以外のクトゥルフものをまともに読むのはこれが初めてだったりします。
近日中に、全集のレビューの3巻以降をアップする予定です。

この本自体はちょっとしたレアものですが、今は電子化もされているようですね。
かける | URL | 2011/08/05/Fri 22:52 [編集]
今は無き…
こんにちはっ。朝日ソノラマ文庫(背表紙が黄緑色の奴)で持ってました!
久し振りに読みたいと思ったけど、ブックオフ行きにしてしまったのだったり;;
トレジャーハンターシリーズもそうでしたが、菊地さんのソノラマ系は破天荒でも文章のテンポが良くて、があぁぁっ、と読めるのが好きでしたねぇ(懐)
ピカナ | URL | 2011/08/12/Fri 21:51 [編集]
この本を手に入れたのもブックオフでした。105円で手に入ったのはラッキーだったかも?
確かに一気に読める文体でしたね。最初は設定のメチャクチャさにちょっと引いたんですけど。
かける | URL | 2011/08/17/Wed 17:53 [編集]
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