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書評:世界の食材図鑑
見て楽しい、充実の食材図鑑。

野菜、果物、調味料、魚介類、肉類といった分類で世界中の食材を紹介。掲載された食材は全てカラー写真付き。日本名と英名が併記されており、植物については学名まで記載。

掲載している点数は多いが、広く浅くといった感じ。一言コメントも、ごく簡単な料理アドバイスや、日本だとあまり役に立たなさそうな購入アドバイスなどが中心。原産地とか食材にまつわる歴史のような博物学的な知識は少ない。

著者はどこの人だかわからないが欧米人で、そのためが選択される食材や、その利用法にも偏りがある。チーズに関しては下手な専門書並みに充実してるかも。他にはパスタや畜肉の各部位、ちょっと意外なところでは狩猟鳥獣肉が充実していた。カンガルーやエミューはもちろん、フクロギツネ(英名はオポッサムだったから、フクロネズミかも)までいたのは驚き。筆者はオーストラリア人かな?鯨肉や馬肉には一切触れていないあたりにもお国柄を感じる。

日本の食材に関するコメントは突っ込みどころ満載。一例を挙げると、
・小豆餡の原料は大豆。
・乾燥したラーメンは中国の麺。生のラーメンは日本の麺。
・乾麺の状態なのに「ざるそば」。向いている料理は炒め物。
・照り焼きソースを漬けダレにするのは副次的な用法、主用途はディップソース。
などなど。

実用的な食材図鑑というよりは、見て楽しむ本といったところ。索引は日本語でも英語でも対応しているので、その点は便利かも。

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