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書評:世界を変えた6つの飲み物
飲み物から見た世界史。

ビール(穀物醸造酒)、ワイン(果実醸造酒)、ラム酒(蒸留酒)、コーヒー、茶、コーラ。6つの飲み物を切り口にして世界史を振り返る。世界といっても、オリエントとヨーロッパが中心ではあるけれど。それぞれの飲み物の成り立ちから始まって、それにまつわる様々な歴史的な出来事に触れる、酒や茶のお供に最適な本。

要はアルコールとカフェインの歴史である。これらは単純に嗜好品として価値を持つだけでなく、時に食物や飲料水の保存手段であり、酩酊や興奮が歴史を動かす活力になったりもした。過去に様々な国で何度も禁止令が出され、害悪論が唱えられながらも現代まで生き残った飲み物である。当然、それにまつわるエピソードも非常に幅が広い。

ピラミッド労働者に振舞われたビールの話や、ラムと大航海時代の関係などは比較的有名だが、情報交換の場としてのコーヒーハウスが近代学問を育んだという話は詳しく知る機会が無かったのでちょっと新鮮。さすがに(情報交換の場、という点から)現代のインターネットカフェを結びつけるのは強引な気がしたけど。

これらの6つの飲み物はいずれも、飲み物自体の特性はもとより、不衛生な水の代用として普及した面が多かれ少なかれあるが、今後の歴史を動かすであろう第7の飲み物とは「水」そのものであるという。今も昔も、安全な水は貴重なのだ。

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