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書評:アイアイの謎
アイアイ研究の第一人者による、アイアイ研究の集大成。

多くの日本人にとってのアイアイのイメージは、童謡に歌われている「南の島のお猿さん」だろうか。テレビの動物番組などでは、その呑気なイメージへのカウンターとして「現地では悪魔と忌み嫌われてる不気味な動物」として紹介されることも多い気がする。知ってるようで知らない動物であるアイアイ。その真の姿とは?

著者はハードなフィールドワークもこなす第一線の研究者だが、本書はあくまで一般向け。内容も文体もとても読みやすく、門外漢でもすんなりと読み進められる。ところどころに挿入されてる自身の日記などからも文章力の高さが伺える。

まずはアイアイの生息地であるマダガスカルの簡単な説明から入る。漠然と「アフリカの一部」だと思っていたけど知らない事だらけだ。アイアイ自体についても同様で、「名前の由来は現地人の驚きの声」とか「主食は昆虫」といった、図鑑などで知った気になっていた情報が誤りだったことがわかる。知名度は高くとも、直接研究した人が少ない動物だったのだ。

研究目的で撮られたものとはいえ、カップルや親子の仲睦まじい写真は微笑ましい。「不気味な動物」というイメージは完全に払拭された。下記のサイトにもいくつか掲載されているが、できればもっと大きい画像で見たかった。

関連リンク:日本アイアイ・ファンド
著者が代表をつとめる保護団体。まずはここでアイアイ情報を見てみよう。

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