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書評:欲しがらない若者たち
「○○離れ」な若者達を冷静に分析。若者叩きじゃないよ。


まず、ブログ主は典型的な「欲しがらない若者」である。趣味は読書(古本と図書館がメイン)とインターネット、服は安売りか古着で済ませ、生活に必要な車は古い軽ワゴン(これも実家暮らしだと不要だろうな)。酒は家で安い焼酎を飲む程度で、高価なプレゼントは贈らない。当然の結果として、特に目標を立てなくても自然と貯金が溜まっていく。

もちろん同世代にも色々なタイプがいるけど(特に女性は、本でも触れていたけど二極化が激しそう)、統計などから「欲しがらない」タイプが増えているのは間違いない。この本で触れられている若者像は、自分にとっては「あるある」ネタばかり。

高度成長やバブル期に青春を過ごした世代には信じられない向きもあるようで、そういう世代に現代の若者の生態をわかりやすく説明している本でもある。当の若者自身としても、過去の若者とのギャップを読むのは実に興味深い。

家族や友達を大切にする。礼儀正しくて真面目。見かけより中身にこだわり、金銭より手間を惜しまない。派手な消費生活よりも地元に根ざした伝統文化に興味がある。確実に増えている彼らは、「いわゆるイメージとしての若者像」とは真逆ではないだろうか。

一通り読んで、若者が地元に回帰する可能性は十分あるのに、それを受け入れる体制がまだまだ足りないから地方が活性化しないんじゃないかな、と思った。人材や資金の問題もあるだろうけど、「最近の若者はどうせ…」的な、大人達の見当はずれな先入観も邪魔をしているのでは無いだろうか。若者向けに農業や伝統産業の研修を本気でやれば、少しは日本が元気になりそうな気がする。

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