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書評:2ちゃんねる宣言 挑発するメディア
2ちゃんねるとひろゆきを愛する全ての人に。


バスジャック事件などで、2ちゃんねるが世間でも有名になってきた2001年に刊行。主にひろゆきとの対談を通じて、2ちゃんねるの誕生から現状までを振り返る。ひろゆきの生い立ちから始まって、2chの歴史が分かりやすくまとめられている。

Web界において、ひろゆきという人物はちょっと特殊だ。技術屋でもビジネスマンでもなく、クリエイターでも知識人でも無い、当然何らかの後ろ盾があるわけでもない、ちょっと行動力があって世渡り上手なタダの人。それなのに今では日本のネット界の大御所だ。このような人物は他に知らない。ある意味ではオタクの理想像である。

好きなことを好きなようにやって、面倒なことも上手に回して、飄々としたべらんめえ口調での受け答え。適当なようでいて、削除に対するスタンスではきっちりと筋を通す。風来坊のようなな格好良さがある。

古くからのネットワーカーにとっては、人の増加や変化に伴う旧来のコミュニティの崩壊などに郷愁を感じたりする向きもあるようだが、所詮は遅咲きの2ちゃんねらーであるブログ主にとっては、ひたすらひろゆき萌えの本だった。

巻末の有名人との対談が楽しい。特に宮台真司氏との温度差は必見。必死にまくし立てれば立てるほど、氏が滑稽なピエロに見えてしまう(しかし治安について数字を出さずに印象を事実にように使ったり、かと思えば検挙率をミスリードさせる手口は、絵に描いたようなにトンデモ陰謀論だなぁ、宮台さん)。

現在、2ちゃんねるはひろゆきの手を離れている(あくまで表向き?)みたいだけど、ひろゆきは相変わらずひろゆきだし、2ちゃんねるは相変わらず2ちゃんねるだ。そして、これからもそうであって欲しい。

関連書評:2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?

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