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書評:カレーライスの謎 なぜ日本中の食卓が虜になったのか
日本の家庭におけるカレーライスという料理について一冊丸ごと解説。


カレーに関する本は世に数多あれど、本書は「日本の家庭料理」としてのカレーに特化している。インドからヨーロッパ経由で軍隊食として普及した経緯なども軽く触れてはいるが、あくまで庶民の家庭料理としてのカレーが話題の中心だ。

日本におけるカレー粉、カレールー、レトルトカレーの歴史を時系列順に紹介。メーカー毎のヒット商品や時代毎のトレンドをさらっていく。まず「カレーは辛い」という認識があって、対抗馬としてハウスのバーモントカレーが生まれたというのは意外な感じだった。昔の日本人は辛いものが苦手なイメージだったので。

ブログ主の育った家はカレー文化に疎いところで、母や祖母による手作りカレーは必ず市販のルー(しかも中辛以下の辛さでしか作らない)を使う。なのでカレー粉による家庭的なカレーというのは未知の領域。野菜や肉を煮て、カレー粉と小麦粉を入れるだけの昔の素朴なカレーも食べてみたい。

近年のカレールーは完成度が高すぎて、下手に工夫を加えると完成された味を崩すことになるというのはちょっと衝撃的。しかしルーのブレンドが「おいしいカレーを作るコツ」として普及しているのは、目新しい味を美味だと錯覚しているからだと言う。(もっとも、個人的には悪いことだとは思わない。これだけ食の多様性に溢れているの状態が当たり前になれば、完成度より新しさが求められるのは必然)

日本のカレーの基本とも言えるカレールーの発展、企業関連などによって近年急速に進むインドとの交流などにより、今後のカレーのさらなる進化を期待している著者。今後も家庭で外食で、カレーは日本人の国民食として存在し続けることだろう。

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日本のカレーは…
英国のカレーがモデルみたいです。
ジャイポ | URL | 2012/01/07/Sat 20:43 [編集]
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