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書評:新「親孝行」術
親孝行とは役割を演じるプレイだ!?現代社会における親孝行入門。


親孝行とは、親が子供に望んでいるあり方を、その子供が演じる、接待的な「プレイ」だと割り切って、本当に親を喜ばせるコツを伝授。主に妻と小学生くらいの子供を持った男性のための親孝行術を説く本だが、そうでない人にとっても見所は多い。重くなりがちなテーマをサブカル的なノリで扱うというのがまず面白い。

3世代旅行における部屋の分け方とか、伴侶の実家における義父母の立て方というような真面目に実用性の高いことから、「妻子には現金でギャラを支払ってでも孝行させろ」という冗談なのか本気なのかよく分からない部分もある。親子関係としてはどこまで一般性がある内容かよくわからないけど、ある程度応用の利くコミュニケーション論だとは思う。

「ちょい悪オヤジ」なんて言葉が流行る前(本書の出版は2001年)に、「父親へのプレゼントはヤクザファッションがベスト」と書いてのけたのはなかなか鋭いと思った。

冗談交じりの本だけど、底に一貫して流れているのはみうらじゅん氏の親に対する強い愛情。孝行したいときに親は無しになる前に読みたい本。

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