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書評:モンスターハンター 魂を継ぐ者(5)
モンスターハンターのノベライズ第2期の第5巻(完結編)。前作から一気に8年後が舞台。



関連レビュー:1巻 2巻 3巻 4巻
ポッケ村に移住して、ついに妻子まで持ったキオ。1巻から数えると17年後。ずっと読み続けている読者としては感慨深い。ミモリとの師弟コンビもますます冴え渡る、歴戦の壮年ハンターとしてのキオの活躍が楽しめる。

ゆうきりん作の第1シリーズ(ジーグ編)からアイテム好きハンターのブラスがゲスト出演。時系列的にはあちらの「3巻」からさほど時間が経っていないと見られる。となるとキオはジーグよりかなり先輩のハンターということになる。

因縁のクシャルダオラとの再開。家族と仲間を逃がすため、負けることも逃げることも許されないのキオの孤独な戦い。前巻の感想で「閃光玉使いすぎ」と書いたが、今回はさらに上回る。フルに持ち込み、調合し、さらに現地で虫あみを作ってまで原料集め!持てる全てを尽くす戦いというものが閃光玉に集約されるなんて。

ロッシィが戦線離脱したあとにエーデリカ、ミモリ、そしてクルトアイズが駆けつける。ゲームでは不可能な事だけど、パーティは4人までという約束事を守りつつメインキャラ総力戦を実現。実力者の集団でも一瞬の油断で総崩れに成りかねない過酷な狩り。2巻のラストを彷彿とさせるギリギリの戦いだ。最後、クシャルダオラの撃退から脱皮へと繋がるシーンは美しい。

エピローグでは二人称視点になり、ポータブル2ndのオープニングを持ってきて、キオが「君」にバトンを託すのがとても良くできている。そうか、今まで太刀使いが誰もいなかったのはOPデモのシーンに繋げるためだったのか。全てが丸く収まる大団円。まさに完結編にふさわしい。

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